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ローランズ2026初日、オランダ勢が躍動——祝祭と抗議が交差した開幕
社会 読了 2分

ローランズ2026初日、オランダ勢が躍動——祝祭と抗議が交差した開幕

ビディングハイゼンで第32回大会が開幕、ヘッドライナーには賛否も

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オランダ・フレボラント州ビディングハイゼンの広大な草原に、第32回ローランズが幕を開けた。8月22日(金)、音楽・文化フェスティバルとして国内最高峰の名を誇るこのイベントは、今年も祝祭と問いかけが入り混じる複雑な初日を迎えた。天候に恵まれた会場では、早朝から数万人の観客がテントとステージの間を行き交い、それぞれのローランズを楽しんだ。

新鋭オランダ勢のデビューが初日を彩る

オープニングを印象付けたのは、まだファーストアルバムもリリースしていない新人シンガーのJet van der Steenだ。インディアテントは満員となり、エレクトロポップ曲「Praat Te Veel」や「Fuck Je Gucci Shirt」でオーディエンスを沸かせた。パフォーマンスの終盤、「次は大きなBravoテントで?」と笑顔で問いかける姿には、若手とは思えない堂々たる自信がにじんだ。

続いてメインステージ「Alpha」に登場したのは、ヒットメイカーとして知られるAntoon。メンターであり、ローランズの常連でもあるBig2(The Opposites)を早々に呼び込み、フェスティバルらしい開放感を演出した。亡き母への楽曲「Tot Het Eind Van Mij」で会場を静かに包んだ一幕もあり、ポップスターとしての幅広さを見せた。一方、会場の別テントでは、アイルランドのシンガーソングライター、Dove Ellisがメランコリックなフォークロックを披露し、よりオルタナティブな顔も持つローランズの多様性を体現した。

Kneecapの政治的炎とNew Waveへの賛否

午後の目玉となったのは、北アイルランド出身のヒップホップトリオKneecapだ。パレスチナへの連帯を前面に掲げ、フラグを手にした観客の前で「あなたたちは歴史の正しい側に立っている」と呼びかけた。ステージ前後には激しいモッシュピットが生まれ、安全への配慮を促しながらも女性観客の参加を積極的に促す場面も見られた。ヨルダン系パレスチナにルーツを持つシンガーのZeyneも出演し、スタイリッシュなアラビック楽曲で小さいながら熱心なオーディエンスを魅了。ローランズが「発見のフェスティバル」である所以を示した。

初日のヘッドライナーを務めたのはヒップホップ集団New Waveで、Ronnie Flex、Frenna、Jonna Fraser、そしてLil Kleineらが参加する豪華な顔ぶれだ。New Waveは今年、Ziggo Domeで5公演を完売させるほどの人気を誇る。ただしLil Kleineについては、2022年に元交際相手への暴行が発覚し社会奉仕命令を受けた経緯があり、会場内では「Wife Beater」「Hot Girls Boycott Kleine」と書かれた抗議ステッカーも散見された。ステージの演出は最小限にとどまり、「Drank & Drugs」でフィナーレを飾った後、Lil Kleine本人がZiggo Domeで10公演を行うと発表した。

在蘭日本人にとっての注目点

ローランズは毎年8月の第三週末に開催され、音楽だけでなく映画、演劇、アートも楽しめる総合文化祭として、在オランダ外国人にとっても人気の夏の行事だ。今年の初日は、オランダのポップシーンの躍進と社会問題への関心が交差する場となった。2日目以降は、アイスランドの個性派バンドや米国のTyler, The Creatorら国際色豊かなラインナップが控えており、今後の盛り上がりにも注目したい。

情報源: NRC

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