難民施設計画に反対する暴力的抗議が続く村で、落書き容疑の2人逮捕
ノールトブラバント州エンヘレン村、爆発物攻撃・高速封鎖に続く事態
オランダ南部ノールトブラバント州の村エンヘレン(スヘルトーヘンボスの近郊)で、難民収容施設の設置計画に反対する抗議活動が数週間にわたって続いている。その最中、地域住民の家屋や車に落書きをした疑いで、52歳の男性と18歳の女性が土曜夜の家宅捜索で逮捕された。捜索には警察犬も投入され、建物周辺は規制線が張られた。
「支持者」とみなされた住民が標的に
今回逮捕された2人は、地元議会が旧警察署に難民の10代青少年50人を受け入れる計画を支持しているとみなされた住民の自宅や車を標的にしたとされる。「AZCノー(難民施設反対)」といったスローガンや侮辱的な言葉が建物に吹き付けられ、被害は複数の家屋に及んだ。逮捕のきっかけは、13人の住民が正式な被害届を提出し、周辺の防犯カメラ映像が捜査当局に提供されたことだった。警察はさらなる逮捕の可能性も排除していない。
爆発物攻撃、高速道路封鎖——エスカレートする抗議
落書き事件にとどまらず、この村では近週にわたって深刻な事態が相次いでいる。難民施設の予定地となった旧警察署は爆発物で攻撃を受け、抗議者たちは近隣のA59高速道路を封鎖するなどして警察と対立を繰り返してきた。さらに、窓に難民支援団体「フルフテリンヘンウェルク」のポスターを貼っていた家の前から乗用車が盗まれ、500メートル離れた運河に遺棄されているのが発見された事件も捜査対象となっている。
市長が毅然とした姿勢、在蘭コミュニティへの示唆
地元のヤック・ミッカース市長は「脅迫や暴力によって意思決定が左右されるような国に私たちは住んでいるわけにはいかない。さらなる逮捕が続くと見込んでいる」と述べ、断固たる姿勢を強調した。難民政策を巡る地域コミュニティの分断は、オランダ国内の他の自治体でも繰り返し起きている問題だ。今回の一連の事態は、施設設置の賛否にかかわらず、異なる意見を持つ住民への威圧行為が刑事事件へと発展することを改めて示しており、オランダ在住の外国人コミュニティにとっても、地域社会の緊張の高まりを注視すべき局面といえる。
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情報源: DutchNews



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