オランダで90%の日食、1999年以来最大規模——次は2081年
専用グラスの着用が必須、各地の天文台でも観測イベント開催
今夜のオランダの空に、26年ぶりの天文ショーが繰り広げられる。月が太陽の前を横切る日食現象で、日没前の夕暮れ時にもかかわらず、あたりが急速に薄暗くなるような体験が期待できる。ヨーロッパ全体ではアイスランドやポルトガル、スペインで皆既日食が観測されるが、オランダでも太陽面積の約90%が月に覆われる大規模な部分日食となる見込みだ。
19時15分開始、ピークは20時10分ごろ
オランダでの日食は19時15分ごろに始まり、20時10分ごろに最大となる。この時間帯に月は太陽から最も大きく「一口かじった」ような形を見せ、その約1時間後には月と太陽がともに地平線へと沈む。このような規模の日食がオランダで再び起こるのは2081年まで待たなければならない。今を逃せば、次世代にしか目にできない天体現象だ。
裸眼・サングラスは厳禁、専用グラスを
観測にあたって眼科医たちが強く警告しているのが、適切な保護具を使わずに太陽を見ることの危険性だ。ISO 12312-2規格に対応した専用の日食グラスのみが安全とされており、一般的なサングラスや溶接用ゴーグル、あるいは裸眼での観察はいずれも網膜損傷を引き起こすリスクがある。1999年の前回の大規模日食では、ビール瓶の茶色いガラス2枚を重ねて覗くような危険な方法をとる人もいたという。今回は専用グラスの着用が徹底して呼びかけられている。
専用グラスが手元にない場合でも、間接観測という方法がある。紙に小さな穴を開けて太陽光を白い背景に投影すれば、月が太陽に重なる様子をシルエットとして安全に確認できる。
全国各地で観測イベント、ペルセウス座流星群も
ナイメーヘンのラドバウド大学天文台やハールレムのコペルニクス天文台など、各地の施設がこの夜に合わせてイベントを開催する。コペルニクス天文台はブルームエンダールの海岸沿いに望遠鏡を持ち出し、海辺で日食を楽しめる場を設ける予定だ。ペッテンの砂丘地帯やフリースラント諸島のフリーラント島、テルスヘリング島、アメラント島でも観測の機会がある。
さらに、日食の夜が明けた水曜日の深夜にかけては、毎年恒例のペルセウス座流星群(ペルセイデン)も見ごろを迎える。天気予報も良好とされており、日食と流星群という二つの天体イベントが連続して楽しめる貴重な夜となりそうだ。在蘭日本人にとっても、近所の天文台イベントに参加したり、海岸や公園で空を見上げたりする絶好の機会といえるだろう。
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情報源: NOS Algemeen



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