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干ばつ深刻化、散水禁止が拡大——サッカー場は枯れ、農業も打撃
社会 読了 2分

干ばつ深刻化、散水禁止が拡大——サッカー場は枯れ、農業も打撃

オーファーアイセル・ヘルデルラントで新たな禁止令、KNVBも全クラブに注意喚起

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記録的な少雨が続くオランダで、散水・揚水禁止令の範囲がじわじわと広がっている。オーファーアイセル州では、オーファーアイセル運河やサルラント、デーフェンター周辺の「アンケルスミット供給区域」において、月曜午後6時から新たな散水禁止令が発効した。対象は草地、トウモロコシ畑、スポーツ施設、農業・園芸用作物への散水全般で、家畜の飲料水や消火用途のみ引き続き使用が認められる。同州では7月中旬からすでに一部地域で「灌漑停止」措置が取られていたが、今回の禁止令はさらに範囲を広げた形だ。

自然保護区を守るための地下水規制も

ヘルデルラント州では、水管理局「ライン・エイセル」が地下水のくみ上げ禁止を発表した。今週水曜日から施行されるこの措置は、脆弱な自然保護区10か所を「回復不能な損害」から守ることを目的としている。散水禁止の波は農地だけでなく、スポーツや産業の現場にも及んでいる。

「11面中3面しか使えない」——サッカークラブの悲鳴

アマチュアサッカー界にも打撃が広がっている。オランダサッカー協会(KNVB)は月曜日、全アマチュアクラブに向けて干ばつへの注意喚起書簡を送付した。週末には第2・第3ディビジョンの新シーズンが開幕する予定で、タイミングは最悪だ。

ウェストランド地区では先週から散水禁止が始まり、自治体が管理する天然芝グラウンドへの立ち入りが禁止された。地元クラブ「FC ‘s Gravenzande」の書記、ディック・ハルトマン氏はNOSの取材に対し、「うちには11面のグラウンドがあるが、人工芝の3面しか使えない状況だ」と語った。遠目には青々として見えるが、実際に歩くと茶色い枯れ斑が目立ち、「黄色くなればあとは砂地になるだけだ」という。クラブはすでに自治体に対し、農業用水路の水に代えて水道水での散水許可を申請しているが、結論はまだ出ていない。

リンブルフ州の状況も深刻だ。ノールベーク村の「SNC ‘14」は練習場を近隣クラブに移して対応しているが、会長のジャン・デモリン氏は「本当に面倒なことになっている。リーグ戦が始まればさらに悪化する。アウェー試合からスタートするしかないかもしれない」と地域放送に語り、最悪の事態を危惧している。ハルトマン書記は「毎日、雨が降るように雨乞いダンスをやっている」と苦笑いしつつも、試合スケジュールの組み直しが「巨大なパズル」になると覚悟している。

温室園芸業界にも例外なし

農業・スポーツと並んで影響を受けているのが、ウェストランドを中心とする温室園芸(グラスチュイン)業界だ。散水禁止の例外規定は認められておらず、業界団体「グラスチュインボウ・ネーデルラント」は数百万ユーロ規模の損害が生じると警戒を強めている。

干ばつはすでに各地のインフラにも波及しており、デン・ハーグやロッテルダム周辺の水門閉鎖、歴史上初めてとなるトウェンテ運河の閉鎖なども相次いで報告されている。在蘭日本人にとっても、公園や住宅の庭への散水が自治体ごとに制限される可能性があるほか、スポーツ施設の利用制限が身近な問題として浮上しうる。最新の規制状況は居住自治体や水管理局の発表を随時確認することが勧められる。

情報源: NOS Algemeen

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