ハーグ市営墓地で3人が共謀か 金歯・装飾品の盗難事件に新たな疑惑
同僚2名がマネーロンダリング疑いで捜査対象に、遺族への説明も難航
ハーグの市営墓地「アルヘメーネ・ベフラーフプラーツ(Kerkhoflaan)」を舞台にした墓荒らし事件が、新たな局面を迎えた。今年5月に逮捕された60歳の掘削作業員が単独で行動していた可能性が薄れ、検察(OM)は同僚2名を共犯者として捜査していることを地域メディア「オムロープ・ウェスト」への取材で正式に認めた。遺体から盗まれた装飾品や金歯が、複数の内部関係者を経て換金されていたとみられる。
班長が主犯格、同僚2名は転売に関与か
逮捕された作業員は、墓地の維持管理を担う**班長(ploegchef)**の立場にあったとされる。勤務時間中に埋葬された遺体から貴金属を窃取し、ゴールド両替店に売却していたとして、窃盗とマネーロンダリングの疑いがかけられている。今回新たに捜査対象となった同僚2名については、「墓地から持ち出された貴重品を転売することによるマネーロンダリング」の疑いが持たれているという。検察によれば、捜査は現在もKerkhoflaan所在の市営墓地に限定されており、他の墓地での盗難は確認されていない。
市は「適切な措置」を強調も、詳細は明かさず
墓地を所有・管理するハーグ市は、独自に「墓地部門の業務に関する誠実性調査(integriteitsonderzoek)」を進めている。担当の市議会委員がこの調査の実施を認めているが、3名が解雇されたかどうかについて市の広報担当者は「適切な措置を講じた」と述べるにとどめ、具体的な内容は開示しなかった。
遺族への対応も難航している。市はいち早く専用の情報電話を開設したものの、これまでに60件の問い合わせが寄せられている一方で、どの墓所が実際に被害を受けたかを特定することは「極めて困難」な状況が続く。埋葬時から時間が経過しているケースも多く、被害の全容解明には相当の時間が必要とみられる。
在蘭日本人にとっての視点
今回の事件は、オランダ在住の外国人コミュニティにとっても人ごとではない。故人の眠る墓所への信頼を根底から揺るがすこの事件では、被害遺族が声を上げにくい状況も懸念される。ハーグ市営墓地に縁のある方で心当たりがある場合は、市が設置した専用の情報電話窓口への問い合わせが可能だ。捜査と誠実性調査の進展が、遺族への説明責任を果たすうえでの鍵となる。
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情報源: NOS Algemeen



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