旧クレーンを改装した回転式ホテルルームに一泊体験——デン・ボスの空中宿泊施設、その価値は?
旧クレーンを改装した回転式ホテルルームに一泊体験——デン・ボスの空中宿泊施設、その価値は?
高さと眺望を独占できる非日常空間、ただし高所恐怖症は要注意
オランダ南部の都市デン・ボスに、かつて工業用として使われていた揚重クレーンを丸ごとホテルルームに改装した、ひと味違う宿泊施設が存在する。高さのある鉄骨構造の頂上部分に設けられた客室は、文字通り「空中の寝床」だ。ADの記者エマ・ティースがこの施設に一泊し、その体験と料金に見合う価値があるかどうかを報告した。
回転する客室という非日常体験
この宿泊施設の最大の特徴は、クレーンの上部キャビンが実際に回転する構造になっていることだ。宿泊者は眠りにつく前後、ゆっくりと向きを変えながらデン・ボスの街並みや周辺の景色を360度見渡すことができる。地上から切り離された静けさと、普段とはまったく異なる視点から見る夜景や朝の光は、通常のホテルでは味わえない体験を提供する。ただし、高所恐怖症の人にとっては相当な覚悟が必要な環境でもある。エマ記者は「figuurlijk(比喩的)でも letterlijk(文字通り)でも、ここは確かに高みにある」と表現している。
料金と体験の釣り合いはとれているか
この施設の宿泊費は決して安くはなく、エマ記者も「prijzig(高額)」と表現している。非日常的な体験に対してプレミアム価格が設定されているのは珍しいことではないが、問題はその体験がコストに見合うかどうかだ。記事によれば、クレーン上部のスペースは限られており、豪華なアメニティよりも「場所そのものの体験」を主軸に据えた施設といえる。眺望と非日常感に価値を見出せる人にとっては満足度の高い一泊となる一方、快適さや設備面での充実を求める宿泊者にとっては物足りなさを感じる可能性もある。
オランダ在住日本人にとっての意味
週末の小旅行先としてデン・ボスを訪れる在蘭日本人にとって、こうした体験型宿泊施設は観光の新たな選択肢になりうる。デン・ボスはアムステルダムやロッテルダムからもアクセスしやすく、歴史的な聖ヤン大聖堂などの観光スポットでも知られる都市だ。クレーンホテルはそこにもう一つの「語れる体験」を加える存在といえる。高さと静寂、そして回転する景色——それを「贅沢」と感じるかどうかは、最終的には泊まる人の感性次第だろう。
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情報源: AD



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