夜間立入禁止から2週間——ロッテルダムの住宅街に静寂が戻った
違法レース・薬物・売春に苦しんだデ・エッシュ地区、初日から効果
ロッテルダム南東部に位置するデ・エッシュ地区(人口約4,000人)で、異例の「夜間立入禁止措置」が導入されてから2週間が経過した。深夜の違法レース、薬物使用、売春行為に長年悩まされてきた住民たちは、今まさに久しぶりの静けさを享受している。地元メディア「ライモンド」の取材に対し、住民のジャクリーヌさんは「道路側の部屋に寝ていて、ほぼ毎晩、怒号やクラクションの音に悩まされていた。耳栓をしても聞こえていたのに、今はぐっすり眠れている」と語った。
「警察がついに介入できるようになった」
この措置は、午後11時から午前5時の間、居住者や就労者など正当な理由のない者の地区内への立入を原則禁止するもの。警察の調査で、迷惑行為の多くが地区外から来た人々によるものと判明したことが導入の背景にある。地区の活動家であるエロル・ウィッテリンクさんは「以前は警察が来ると迷惑行為が止まるだけで、何もできなかった。今は本当に介入できる」と評価する。措置が始まった初日から劇的に静かになり、今では1〜2台の車が来ることはあっても、午後11時前には立ち去るようになったという。
過去2週間で、正当な理由なく地区内にいたとして約100人が警官に停止を命じられた。その多くは20代だと警察は説明している。検察庁によれば、100ユーロを超える罰金が検討されているものの、現時点では通知書はまだ発送されていない。また、迷惑行為が他の地域に移っていないかという懸念に対し、警察と市当局は「現時点では確認されていない」と回答しているが、夏季の休暇期間で人出が少ないことも影響している可能性があると認めている。
3ヶ月後、静寂は続くのか
住民が唯一懸念するのは、この措置が時限的であるという点だ。禁止期間は最長3ヶ月(協議の上で延長可)に限られており、終了後に迷惑行為が戻ってくることを恐れる声は多い。「禁止が終われば、すぐにまた戻ってくるだろう」と住民のレムコ・アーノルドさんは率直に語る。
住民委員会は、禁止終了後も週末の夜間に地区の入口へ交通誘導員を配置し、正当な理由のある人のみを通す案を提案している。しかし地区議会のフォールジッター(議長)クリスティアーン・デ・ヨング氏はこれに否定的で、「他のロッテルダム市民の移動の自由を過度に制限する」と指摘。市当局も恒久的な解決策についてはまだ言及を避けており、「デ・エッシュほどの規模の迷惑行為は他地区では見られない」として、同措置を他地区へ展開する予定もないとしている。
在蘭の日本人にとっても、こうした「一時的な強制措置」と「居住者の生活の質」のバランスをどう取るかという問題は他人事ではない。時限措置が終了する秋以降、デ・エッシュ地区がどのような姿を見せるか、市の対応が注目される。
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情報源: NOS Algemeen



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