物流会社のデータ漏洩、ING・アヤックス・Ace & Tateにも波及
CEVAロジスティクスのセキュリティ事故、個人情報流出の可能性否定できず
今週、オンラインショッピング大手のBolとデパートのDe Bijenkorfが顧客に個人情報流出の可能性を警告したことで表面化したデータ漏洩事件。その余波が、オランダを代表する企業にまで広がっていることが新たに明らかになった。銀行のING、サッカークラブのアヤックス、眼鏡チェーンのAce & Tateの3社が、物流会社CEVAロジスティクスを通じた今回の事件に巻き込まれたことを相次いで公表した。
CEVAはなぜ顧客データを持っていたのか
CEVAロジスティクスは、これらの企業から配送業務を受託しており、注文を処理・発送するために各社の顧客データへのアクセス権を持っていた。いわゆる「業務委託先を経由した漏洩」であり、サービスの利便性と引き換えに個人情報が第三者の手に渡る構造が改めて浮き彫りになった形だ。CEVAは現時点で「個人情報が漏洩した可能性を否定できない」と述べるにとどめており、詳細については後日対応するとしている。
各社によれば、パスワード・ユーザー名・支払い情報は流出していないとされる。しかし、氏名・住所・メールアドレス・電話番号といった基本的な個人情報が外部に渡った可能性については、現時点でも明確な否定がなされていない状況だ。INGの場合、影響を受けるのはポイントプログラムを通じて物品を注文した顧客に限られるという。
各社の対応とフィッシング詐欺のリスク
アヤックスはサポーターに対し、今後数週間はフィッシングメールや不審なメッセージに特に注意するよう呼びかけている。氏名や連絡先といった情報が流出している場合、それらを悪用した巧妙な詐欺メッセージが届く危険性が高まるためだ。アヤックスとAce & Tateはいずれも、オランダの個人情報保護機関(Autoriteit Persoonsgegevens、AP)にすでに報告を済ませており、Bolも今週初めに同様の届け出を行っている。
Ace & Tateは顧客に対し、進行中の注文に遅延が発生する可能性があると案内している。一方でオンラインでの注文受付は引き続き稼働しているとのことだ。
オランダ在住の日本人が注意すべきこと
これらのブランドを日常的に利用しているオランダ在住の日本人にとっても、今回の事件は他人事ではない。INGの口座を持ちポイントプログラムを利用している場合、あるいはAce & TateやアヤックスのオンラインショップでECサイトを通じて購入した経験があるならば、自身のメールアドレスや住所が今回の流出対象に含まれている可能性がある。不審なメッセージが届いた際はリンクを開かず、公式サイトに直接アクセスして確認する習慣を改めて徹底したい。今後、各社からの公式アナウンスにも注意を払っておくことが望ましい。
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情報源: DutchNews



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