佐野航大がPSVへ移籍――移籍金1450万ユーロはNEC史上最高額
エールディビジ開幕を前に動く移籍市場、アヤックスにはテア・シュテーゲンも加入
NECナイメヘンの日本人MF佐野航大(22)が、PSVアイントホーフェンへの移籍に合意した。両クラブが設定した移籍金は1450万ユーロで、これはNECにとって史上最高額の売却となる。エールディビジの開幕戦が迫るなか、PSVは手続きを急いでいる。
ギリシャ遠征から”帰宅命令”――苦い後味を残した合意
移籍の合意自体は成立したものの、その過程には波紋が広がった。佐野はチャンピオンズリーグ予選のオリンピアコス戦(アウェー)にチームとともにギリシャへ渡航したにもかかわらず、試合直前に遠征メンバーから外されてチームホテルを後にした。NECのフットボールディレクター、カルロス・アールバースは「合意事項が破られた」と状況を説明し、「プレーしたくない選手をチームに置いておくつもりはない」と語った。昨季のリーグ3位フィニッシュに貢献し、クラブの顔でもあった選手の離脱は、サポーターにとっても複雑な思いを残す形となった。
PSVの補強と各クラブの動向
PSVはほかにも複数の動きを見せている。セルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(33)の獲得に近づいているとされ、この動きはクロアチア代表イバン・ペリシッチのインテル・ミラン復帰を示唆するとも報じられている。一方、控えGKのジョエル・ドロメルは5年間在籍したPSVを離れ、プロデビューを果たしたトゥウェンテへ「帰郷」する運びとなった。
アヤックスでは、新監督ミチェルのもとで大型ローン補強が実現した。バルセロナからGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(34)がシーズンローンで加入。CLと7度のラ・リーガ制覇を誇るドイツ代表GKは「ホルディ・クライフと話したとき、すぐにここが正しい選択だと感じた」と語った。さらにボルシア・ドルトムントからMFユリアン・ブラント(30)も無償で加わり、中盤に厚みが生まれている。
セルビア代表FWドゥシャン・タディッチ(37)はNECと3年契約を締結し、オランダに戻ってきた。グローニンゲン、トゥウェンテ、アヤックスでプレーした経験を持つタディッチは「オランダは第二の故郷」と復帰を喜んだ。フェイエノールトはDFジヴァイロ・リード(20)についてASローマやノッティンガム・フォレストからのオファーを断った。両クラブとも要求額の2900万ユーロ+ボーナス400万ユーロには応じなかったとされる。
在蘭日本人コミュニティにとっての意味
佐野の移籍は、オランダ在住の日本人サッカーファンにとっても大きな話題となるだろう。ナイメヘンという中規模都市のクラブからリーグ王者PSVへ――わずか数年でのステップアップは、オランダリーグが若手日本人選手の育成・飛躍の場として機能していることを改めて示している。エールディビジ開幕後、アイントホーフェンのフィリップス・スタジアムで背番号を背負う佐野の姿に、注目が集まる。
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情報源: DutchNews



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