子供を救おうとした女性2人が命を落とす――カランツォーフ海岸の悲劇
北ホラント州の人気ビーチで、他者を救おうとした勇気が悲しい結末に
火曜日の午後4時半ごろ、北ホラント州の海水浴客に人気のカランツォーフ沖で、1人の子供が溺れかけるという事故が発生した。危険に気づいた女性2人がとっさに海へ飛び込み助けに向かったが、2人自身が強い流れに巻き込まれ、そのまま帰らぬ人となった。子供ともう1人の水泳者は救助隊によって無事に岸へ引き上げられ、病院に搬送されたが命に別状はなかったとされる。
大規模捜索から発見へ
事故はカランツォーフとグローテ・ケーテンの間に位置するフォールダイク海岸入口付近で発生した。通報を受け、KNRMの4つの救命艇局が出動したほか、海岸警備隊と警察もボートおよびヘリコプターを投入して周辺海域を広く捜索した。しかし潮の影響もあり、捜索は火曜夜9時過ぎに一時中断を余儀なくされ、翌水曜日の朝に再開された。
ヘルダーラント州出身の26歳の女性は火曜日のうちに水中から引き上げられ、心肺蘇生(CPR)が施されたものの、その後死亡が確認された。行方がわからなくなっていた39歳の英国人女性については、水曜日の朝、事故現場の北に位置するグローテ・ケーテンの浜辺で遺体が発見された。公共放送NOS等が報じたこの一連の経緯は、オランダ国内に広く衝撃をもたらした。
警察は状況調査を行わない方針
地域放送局NHによると、警察はこの事故についてそれ以上の状況調査は行わないと発表している。2人の女性の氏名はいまだ公表されていない。
夏の海水浴シーズン真っ只中のオランダでは、北海沿岸の離岸流や急変する潮流に関する注意喚起が毎年繰り返されている。今回の事故は、他者を救おうとした行動が悲劇的な結末を招いたケースとして、改めて海での安全意識の重要性を社会に問いかけるものとなった。在蘭の日本人を含む海水浴客にとっても、オランダ北海沿岸特有の強い流れへの警戒は、夏のシーズンを通じて忘れてはならない教訓といえる。
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情報源: DutchNews


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