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dutch car dealership
社会 読了 2分

7月に1台も売れなかった車種——オランダ自動車市場の明暗

人気モデルが席巻する一方、登録ゼロの車種も続出

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オランダの自動車市場では、モデルごとの販売格差が年々広がっている。オランダ紙ADが登録データをもとに報じたところによると、2025年7月に1台も納車・登録されなかった車種が複数存在したことが明らかになった。売れる車が市場を席巻する一方、文字通り”存在感ゼロ”のモデルも生き残っているという、業界の二極化が改めて浮き彫りになった形だ。

販売ゼロの背景にあるもの

自動車の登録台数は、メーカーや販売店が当局に届け出た納車実績をもとに集計される。月間でゼロというのは、在庫があっても買い手がつかなかったか、あるいはそもそも在庫自体が市場に出回っていなかったことを意味する。オランダでは近年、電動化シフトや燃料費の高騰を受けて消費者の購買行動が大きく変化しており、SUVタイプの電気自動車や低価格コンパクトカーへの需要集中が顕著だ。こうした潮流から取り残されたモデルは、たとえラインナップに残っていても実質的に”死に筋”となるケースが増えている。

輸入コストの上昇や、一部メーカーによるモデル整理の遅れも影響しているとみられる。特に欧州市場向けに設定されたニッチなセグメント——たとえば大型セダンや一部のスポーツクーペ——は、オランダの都市型ライフスタイルや駐車事情とのミスマッチが指摘されて久しい。

オランダ在住者への実際的な影響

販売台数がゼロに近いモデルは、ディーラーの試乗車確保や部品供給にも支障が出やすいという点で、購入後のオーナーシップ体験にも影を落とす可能性がある。万が一購入を検討している場合、アフターサービス網の充実度やリセールバリューを慎重に確認することが重要だ。

一方で、こうした”売れない車”の存在は市場全体の健全性を測る指標にもなる。オランダ政府は2030年までに新車販売の完全ゼロエミッション化を目標に掲げており、今後はさらに多くの内燃機関モデルが市場から姿を消すとみられる。7月の登録ゼロという数字は、その大きな転換の一端を映し出していると言えるだろう。在蘭日本人を含む消費者にとっても、車選びの選択肢が急速に塗り替わりつつあることを示す、一つのシグナルとなっている。

情報源: AD

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