ベルリン・プライド襲撃を悼む——アムステルダムで火曜夜に追悼集会
WorldPride開催中の街に、哀悼と連帯の声が響く
ベルリンのプライドパレードを標的にした車両突入事件から一夜明け、悲しみと連帯の輪がヨーロッパ各地に広がっている。アムステルダムでは、ウェスターマルクトにあるホモ記念碑(Homomonument)を会場に、火曜日の20時から追悼集会が開催される。主催者はLGBTI+コミュニティにとどまらず、すべての人に参加を呼びかけている。
ベルリンで何が起きたか
事件は、プライドパレードの参加者たちでにぎわうポツダム広場付近で発生した。バンが群衆に突入し、女性1人が死亡、29人が負傷した。犯行後、約1日にわたって逃走を続けた容疑者——21歳の男——は、刃物を手に警官に向かって突進したところを射殺された。ドイツ当局が捜査を進めているが、事件の動機や背景についての詳細は現時点でまだ明らかにされていない。
ベルリンでは追悼の意を示すため、ブランデンブルク門が日没からレインボーカラーにライトアップされた。LGBTIコミュニティの多様性と寛容の象徴であるレインボーフラッグの色彩が、統一ドイツの象徴でもある歴史的建造物を染めた光景は、国内外に強いメッセージを発した。
アムステルダムに広がる哀悼と連帯
折しも、アムステルダムでは国際的なLGBTI+イベント「WorldPride」が開催中だ。世界中から数十万人の参加者が集まるこの祭典の最中に届いたベルリンの悲報は、街全体に複雑な感情をもたらしている。
ホモ記念碑にはすでに日曜から花や蝋燭が供えられており、市民が自発的に集まって哀悼の意を表していた。火曜夜の集会では、事件現場に居合わせたオランダ系ドイツ人のインフルエンサー2人がスピーチを行う予定で、当事者の声が場に重みを加えることになる。
アムステルダム市内のダンスフェスティバル「Milkshake」でも、月曜17時に1分間の黙祷が捧げられた。ステージに立ったあるアーティストは「ここでは祝っているかもしれない。でもベルリンでは人々が悲しんでいる。プライドがまだ必要だということを、改めて思い知らされた」と語った。この言葉は、今回の事件が持つ意味を端的に言い表している。
在蘭日本人にとっての意味
WorldPrideの会期中にアムステルダム市内に滞在している方、あるいは通勤・通学などで中心部を訪れる予定がある方は、ウェスターマルクト周辺での集会に伴う人出の増加や、交通への影響に注意が必要かもしれない。追悼という場の性質上、静粛な雰囲気が求められる。ベルリンの事件はLGBTI+コミュニティへの攻撃であると同時に、公共の祭典そのものへの挑戦でもある。オープンで多様な社会を標榜するオランダにとっても、対岸の出来事とは言い切れない問いが残る。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: NOS Algemeen

/https://content.production.cdn.art19.com/images/b3/bd/f0/b7/b3bdf0b7-c622-4246-883c-b19fee3cc144/361b801b9f3506ed842f99b78c30fbfab250524f7eaf97a45b2d899b828f7f79a4733433e1f9bfc524ba50226ecf25c9e03758127269897fd6b71bb83cbcb5bd.jpeg)
