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アムステルダムの多文化祭「クワクー」、50年の歴史に転機——現行形式での開催終了へ
社会 読了 1分

アムステルダムの多文化祭「クワクー」、50年の歴史に転機——現行形式での開催終了へ

コスト高騰と許可条件の厳格化が直撃、市との協議で存続の行方を模索

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アムステルダム南東部を代表する多文化イベント「クワク・サマー・フェスティバル」が、来年(2026年)以降は現在の形での開催を終了すると発表した。主催団体はその理由として、コストの上昇・市による許可条件の厳格化・運営の複雑化の三点を挙げている。声明の中では「クワクーは単なるフェスティバルではなく、長年にわたり多くの人々にとって大きな意味を持つ、唯一無二の社会的現象だ」とも述べており、決断が容易ではなかったことがにじむ。

ビルマーの草の根から12万人規模へ

クワク・サマー・フェスティバルの起源は、1975年にさかのぼる。当時、夏休みに旅行へ行けないアムステルダム南東部(ビルマー地区)の若者たちに充実した夏を提供しようと、「クワクー」の名で始まった小規模なサッカー大会が出発点だった。その後、サッカーにとどまらず、討論会・講演・ダンスワークショップ・ミスコンテスト・ライブ公演など多彩なプログラムを擁するイベントへと発展。今年の公演にはブルーデルリーフデやカサヴァといった人気アーティストも名を連ね、年間12万人以上が訪れる大型文化祭に成長してきた。

存続の行方は市との協議次第

現行形式の終了が決まった一方で、フェスティバルが完全に消滅するか、別の形で継続するかはまだ定まっていない。主催団体はアムステルダム市南東部地区(スタッズデール・ズイドオースト)と協議を続けており、今夏の開催を経た後に方向性が示される見通しだ。クワクーをめぐる課題はこのイベントに限った話ではなく、オランダ各地の地域・商業フェスティバルも同様に、規制強化やコスト増を理由に運営継続の難しさを訴えるケースが増えている。

在蘭日本人にとっての意味

アムステルダム南東部に居住・勤務する日本人にとっても、クワクーは夏の地域行事として身近な存在だ。多様なバックグラウンドを持つ人々が一堂に集まるこのイベントが形を変えるとすれば、地域コミュニティのあり方にも影響が及ぶ可能性がある。今後の市との協議の結果、どのような形で文化的遺産が引き継がれるかが注目される。

情報源: NOS Algemeen

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