「タトゥー殺人犯」控訴審判決、15年越しの決着へ——7月23日のオランダ
ロッテルダム港の半期決算、市長のアブセイルも話題に
2009年にエンスヘーデで起きた殺人事件——被害者の30歳の男性オノ・クートさんを巡る裁判が、事件から15年以上を経てふたたび大きな節目を迎える。背中に漢字を彫った集団として「タトゥー殺人犯」と呼ばれる4人の被告に対し、本日アムステルダム高裁が控訴審判決を言い渡す。
一審無罪から一転、検察は禁固刑を求刑
一審のロッテルダム地裁は4人全員を無罪とし、検察が求めた終身刑は認められなかった。検察はこれを不服として控訴。控訴審では求刑が一審より軽い禁固刑に引き下げられたが、検察は兄弟2人を殺害の直接的な実行犯として責任を問う姿勢を維持している。高裁が改めて無罪を認めるか、一転して有罪判決を下すかが注目される。長年この事件を追ってきた遺族や関係者にとっても、今日は重大な一日となる。
ロッテルダム港の半期決算と地政学リスク
欧州最大の港湾、ロッテルダム港が本日、2025年上半期の業績を発表する。焦点は米国とイランの対立激化が貨物取扱量に与えた影響だ。中東情勢の緊張はタンカーの航路変更や保険料高騰を通じて欧州の物流コストを押し上げており、港湾の数字はその実態を映す鏡となる。エネルギーや食料を輸入に依存するオランダ経済にとっても、港湾の動向は直接的な生活コストに跳ね返る問題だ。
市長がEuromastをアブセイル、欧州の干ばつも深刻
ロッテルダムのスカウテン市長が本日、市内のシンボル的な展望塔Euromast(高さ約185メートル)をロープで降下するアブセイルに挑戦する。2022年の市議会選挙に際し「投票率が前回を上回れば自らアブセイルする」と公約していたもので、市長本人には高所恐怖症があるという。有権者との約束を文字通り体を張って果たす姿は、市民の間で話題を集めている。サッカーでは、アヤックスがセルビアのFKフォイヴォディナと、FCトウェンテがブダペストのフェレンツヴァーロシュとそれぞれ欧州カップ戦予選の初戦を行う。
一方、欧州全域を覆う干ばつについて、国際的な研究グループ「World Weather Attribution」が警告を発した。降水量そのものに大きな変化はないものの、気温上昇による蒸発量の増加が干ばつを深刻化させていると分析。気候変動との直接的な因果関係を指摘しており、オランダの農業や水管理にとっても無視できない知見だ。在蘭の日本人にとっても、今年の夏の気候や水不足の行方は生活環境に関わるテーマとして引き続き注目したい。
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情報源: NOS Algemeen



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