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社会 読了 2分

注文していないのに荷物が届く「ブラッシング詐欺」に注意

身に覚えのない小包は「個人情報流出」のサインかもしれない

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何も注文していないのに、自宅のドアに荷物が届いていた——そんな経験をしたことはないだろうか。思いがけないプレゼントのように見えるかもしれないが、これは「ブラッシング(brushing)」と呼ばれる詐欺的手口の可能性がある。グラーネルブルフ在住のデニス・アーフテンさんが、自身の体験をもとにこの手口への注意を呼びかけている。

「ブラッシング」とは何か

ブラッシングとは、主にオンラインの販売業者が、第三者の氏名と住所を無断で使用して商品を発送する行為を指す。送り主の狙いは、荷物の受取人を「実際に購入した顧客」に見せかけ、ECサイト上で高評価のレビューを水増しすることにある。受取人が実際に商品を手にしていれば「認証済みレビュー」として投稿しやすくなるという仕組みを悪用したものだ。荷物の中には安価な日用品や雑貨が入っていることが多く、送料と商品代のコストをかけてでも偽レビューによる信頼獲得を狙う業者が存在する。

個人情報の流出が前提になっている

この手口で見逃せないのは、荷物が届いた時点で、あなたの氏名・住所などの個人情報がすでに第三者に渡っているという事実だ。情報の入手経路としては、過去に利用したECサイトからのデータ漏洩や、ダークウェブ上での個人情報売買などが考えられる。つまり、荷物は「被害の始まり」ではなく、「すでに情報が流出していることを知らせるシグナル」として受け取るべきなのだ。デニスさんが「超イライラするし、犯罪だ」と声を上げたのも、こうした背景への危機感からだろう。なお、オランダではブラッシング行為は違法とされており、個人情報の無断利用として法的に問題がある。

身に覚えのない荷物を受け取ったら

在蘭の日本人を含む居住者にとっても、日本語や英語が堪能な業者からこうした荷物が届くケースはありうる。身に覚えのない荷物が届いた場合は、まず荷物の発送元や内容物を確認し、安易に開封・使用する前に状況を記録しておくことが望ましい。また、オランダ消費者・市場局(ACM)や警察のオンライン窓口への通報も選択肢のひとつだ。さらに、自分の個人情報がどこかから漏れた可能性を念頭に、利用中のオンラインアカウントのパスワード変更やセキュリティ確認を行っておくと安心だ。「タダで届いたラッキー」では済まない問題が、その小包の裏に潜んでいるかもしれない。

情報源: AD

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