第108回ナイメーヘン四日間行進が開幕――4万5千人が夜明け前に歩き始めた
若年層の参加が際立つ今年、「青い火曜日」の朝4時にスタート
オランダの夏を代表するイベント、ナイメーヘン四日間行進(Nijmeegse Vierdaagse)が7月21日、第108回大会の幕を開けた。午前4時から最初の参加者が出発を許可され、4万5千人を超える歩行者が夜明け前のナイメーヘン市内へと繰り出した。沿道にはすでに応援の市民も集まり、今年も大会を象徴する熱気に包まれた朝となった。
「青い火曜日」――ワール橋を渡りベチュウェへ
初日は伝統的に「エルストの日」、あるいは「ブラウウェ・ダインスダフ(青い火曜日)」と呼ばれる。参加者はナイメーヘン市街を出発し、ライン川支流のワール川に架かるワール橋を渡ってベチュウェ地方へと向かう。歩く距離はコースによって異なり、30・40・50キロメートルの3種類から選択する。4日間を完歩してゴールした参加者だけが、オランダで最も権威ある歩行勲章のひとつとされる「フィールダーヘンクルイス」を受け取る資格を得る。
参加者の5人に1人が20代――若者世代が牽引
今大会でとりわけ注目されているのが、若い世代の参加増加だ。参加者の5人に1人が21〜30歳という統計は、高齢化や若者のスポーツ離れが叫ばれるなかで、むしろ逆の傾向を示す。過酷な長距離歩行がSNSやコミュニティ活動を通じて若年層に再評価されている可能性を示唆しており、大会関係者も歓迎のコメントを発表している。
気象条件も初日は比較的良好だ。北西からの穏やかな風が吹き、ほぼ全域で乾燥した状態が続く見込みで、気温は20〜25度と歩行に適した範囲に収まると予報されている。ただし水曜日以降は曇りがちとなり、雨の可能性もあるため、後半戦のコンディション管理が鍵を握りそうだ。
オランダ在住の日本人にとっても身近な夏の風物詩
ナイメーヘン四日間行進はオランダ国内のみならず、世界各国から参加者が集うイベントとして知られる。在蘭日本人コミュニティの中にも毎年参加者がいるほか、ナイメーヘン周辺や沿道各地に住む方々にとっては、交通規制や混雑への注意が必要な時期でもある。大会期間中はナイメーヘン市内の交通や公共交通機関に影響が出る場合があるため、その周辺を移動予定の方は事前に運行情報を確認しておきたい。108年の歴史を持つこの伝統行事は、今年も夏のオランダを象徴する景色を各地に描き出している。
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情報源: NOS Algemeen



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