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神経科医不足が深刻化、認知症・脳卒中の診療に影響
社会 読了 1分

神経科医不足が深刻化、認知症・脳卒中の診療に影響

高齢化の波に養成が追いつかず、増員効果は2032年以降に

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オランダ神経科医協会が深刻な警告を発した。神経科医の不足が進行しており、このままでは認知症、脳卒中、パーキンソン病といった神経系疾患の病院診療が立ち行かなくなる恐れがあるという。高齢化社会の進展と医療技術の目覚ましい発展という二つの波が、同時に需要を押し上げている構図だ。

待機リスト1,200人、受け入れ停止という現実

問題はすでに表面化している。ある病院では初診の待機患者数が1,200人に達し、待機期間が最長18か月に及んだことで、新規患者の受け入れを完全に停止するという異例の措置をとった。協会会長のエルウィン・フーヘルフォルスト氏はオランダ公共放送NOSに対し、「医療技術の進歩は診療の可能性を広げる一方で、より多くのケアへの需要をもたらしている。やりがいのある仕事だが、その分だけ負荷も増している」と語る。治療できる疾患が増えることは患者にとって朗報である反面、現場に求められるリソースを急速に膨らませているのだ。

養成枠の拡大、しかし即効性はなし

不足を補うべく、神経科医の研修枠は今年の49から来年には60へと引き上げられる予定だ。しかし神経科の専門課程は6年間を要するため、増員された医師たちが実際に現場へ出るのは早くとも2032年以降となる見通しで、当面の人手不足は解消されない。これは医師養成に共通する構造的な課題であり、今すぐ蛇口を開けたとしても、水が出るまでには長い時間がかかる。

医療・介護全体を覆う人手不足の影

神経科医の問題は、オランダが直面する医療・介護人材不足の一断面に過ぎない。政府の予測によれば、2035年までに医療・介護分野全体で26万6,000人の人材が不足するとされており、神経科はその最前線にある。在蘭日本人にとっても他人事ではない。高齢の家族の診察や、自身が神経系の症状で受診を要する場面では、待機の長期化や診療制限に直面するリスクが今後高まる可能性がある。かかりつけ医(huisarts)への早めの相談や、紹介状の取得を含めた受診計画を意識しておくことが、これまで以上に重要になりそうだ。

情報源: DutchNews

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