FNV、9月に24時間鉄道スト含む大規模争議を予告
社会保障費削減に反発、港湾・官公庁でも相次ぐ行動計画
オランダ最大の労働組合FNVが、9月上旬に大規模な争議行動を展開すると発表した。目玉となるのは24時間の鉄道ストライキで、港湾や政府機関でも同時期に行動が計画されている。FNV議長のハンス・スペクマン氏は「前回よりも規模が大きくなる」と公言しており、秋口にかけてオランダの公共交通・物流に広範な影響が及ぶ可能性がある。
政府の社会保障削減に反発
今回の争議の根本にあるのは、政府が推し進める社会保障費の削減だ。具体的には、失業給付(WW)の給付期間短縮や、長期的な病気・障害を抱える人々が受け取る長期病気給付(WIA)の支給水準引き下げが焦点となっている。スペクマン議長は「内閣はまったく動こうとしない」と批判し、旅行者に不便をかけることは承知のうえで行動は正当化されると強調する。
医療分野でも抗議行動が計画されているが、スペクマン氏は「患者を犠牲にしたくない」として、医療現場についてはストではなく別の形の行動にとどめる方針を示している。組合側が影響を与える範囲と守るべき領域を意識的に線引きしていることが伝わる。
前回6月スト、今回は「さらに長く」
FNVは先月6月24日にも行動を起こしており、その際は4時間にわたって全国の列車が運行停止となった。今回はそれを大幅に上回る24時間のストを計画しており、影響の深刻さは比較にならない。具体的な実施日程についてはまだ決まっていないとのことで、今後の交渉の行方次第で変動する余地はある。
なお、過去のストの際に裁判所が介入した経緯もあり、今回もアムステルダム中央駅〜スキポール〜ホーフドドルプ間については列車が運行される可能性が高い。空港へのアクセスを完全に遮断しようとした過去の試みは司法によって差し止められており、今回も同様の判断が下されることが見込まれる。
在蘭日本人への影響
スキポール空港を利用する予定のある在蘭日本人にとっては、アムステルダム中央駅からの直通列車が維持される可能性が一つの安材料だ。ただし、その他の路線は全面停止となる恐れがあり、9月上旬に長距離移動や重要な用件を控えている場合は、代替手段の確保を早めに検討しておく必要がある。ストの日程が明らかになり次第、最新情報を確認することを強くすすめる。
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情報源: NOS Algemeen


