プライド翌朝に暴行事件——アメルスフォールトで男性が集団襲撃
LGBTQ+ヘイトの可能性も視野に警察が捜査、全国に「セーフスペース」を拡充
オランダ中部の都市アメルスフォールトで7月、LGBTQプライドのイベントが盛大に開催された。数百人がプライドウォークに参加し、さらに数千人が周辺の祝祭に加わった当日の夜が明けた直後、ひとりの男性が暴行を受け病院に搬送された。
早朝3時、自転車から引き倒された男性
事件が起きたのは、プライド翌朝の土曜日午前3時頃。男性はHeiligenbergerwegを自転車で走行中、ファットバイクに乗った複数の少年に突然引き倒された。男性は警察に対し、その後も複数人による暴行を受けたと証言している。救急車で病院に搬送されたが、現時点で容態の詳細は公表されていない。警察は目撃情報を広く求めており、LGBTQ+に対するヘイトクライムの可能性を含めて捜査を進めている。
「祝祭の翌朝、現実を突きつけられた」
アムステルダム・プライドのリンダ・ファン・タイル議長は地元メディアRTV Utrechtの取材に対し、「恐ろしいことが起きた」と述べた。「多くの人がこのニュースに動揺したメッセージを送ってきた。当日は、プライドウォークに何百人も参加し、何千人もが祝祭を共にした素晴らしい一日だった。それなのに朝目が覚めると、深夜3時にも別の現実があったことを知ることになる」と語った。
ファン・タイル議長はこうした事件に対し、被害を受けた際には必ず届け出るよう訴えている。LGBTQ+コミュニティへの暴力が増加していると指摘し、泣き寝入りせずに声を上げることの重要性を強調した。
セーフスペース35か所、それでも問われる安全
通報支援プラットフォームのRITAは、Pride Amersfoortに関連して30〜40件の報告を受理したと明かした。RITAはアムステルダム・プライドに向けても、市内を中心に約35か所のセーフスペースを展開している。ステデリック美術館やデ・ニューウェ・ケルク、市の公文書館、複数のホテルなどが対象で、いずれもセキュリティが整った場所だという。
RITAの共同創設者でボードメンバーのジェラルド・ジャスティン氏は「そこにいれば安全でいられるし、警察への連絡などの支援も受けられる。愛と自由、自分らしさを称える一日を終えて、安心して家に帰れないなんておかしいはずだ」と語った。
プライドという祝祭の場が抱える課題は、在蘭日本人を含むすべての参加者にとっても無縁ではない。当局は引き続き情報提供を呼びかけており、RITAのセーフスペースの存在は、万が一の際に頼れる実際的な選択肢となっている。
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情報源: DutchNews



