発がん性疑いの「スクイーズ餃子」玩具、Bol.comなどが販売停止
ベルギーの毒性学者が石油由来の有害物質を検出、NVWAも調査へ
竹のせいろを模したプラスチック容器に入った、カラフルな餃子型のストレスボール「スクイーズ餃子」。SNSを中心に子どもたちの間で人気に火がついたこの玩具が、発がん性の疑いがある有害物質を含む可能性があるとして、オランダおよびベルギーの複数の販売店が相次いで販売を停止した。
ベルギーの毒性学者が「懸念」を表明
発端は、保護者から「玩具から強烈な化学的な臭いがする」との苦情を受けたベルギーの新聞『Het Laatste Nieuws』が、フランドル地方の毒性学者ヤン・ティトハット氏に調査を依頼したことだ。同氏の分析の結果、キシレン、ベンゼン誘導体、ナフタレン誘導体といった原油由来の物質が検出された。ティトハット氏はその結果を「懸念すべきもの」と表現し、「発がん性の疑いがある物質が検出されることが分析で示された」と同紙に語っている。ガソリンに似た臭いが報告されているのも、こうした石油由来成分が原因とみられる。
これらの物質は揮発性があるため、遊んでいる子どもが吸い込むリスクも否定できない。ティトハット氏によれば、頭痛・めまい・吐き気・集中力の低下、さらには肺への刺激が生じる可能性があるという。「すぐに体調が悪くなるわけではないが、健康によいとは言えない」とも述べており、長期的な暴露への懸念がにじむ。
販売店の対応とNVWAの調査
オランダ最大のオンライン通販サイト、Bol.comはすでに予防措置としてスクイーズ餃子の全製品をプラットフォームから削除した。「品揃えの品質を非常に重視しているため、予防的にすべての関連商品をオフラインにした」とBol.comはオランダメディア『NU』に対して説明している。ベルギーでも大手スーパーのCarrefourとDelhaizeが販売を停止しており、対応は国境をまたいで広がっている。
一方、オランダ食品安全局(NVWA)は化学的な臭いに関する複数の苦情を受け、サンプルの採取・分析を開始した。結果は2週間以内に出る見込みだ。菓子チェーンのJaminも状況を注視しており、フランチャイズ加盟店に潜在的なリスクをすでに周知。NVWAの指導に基づき、「許可されない製品は販売しない」との方針を示している。
在蘭の子育て家庭は注意を
子どもへのプレゼントや日常的なストレス解消グッズとして普及しているこの玩具だが、NVWAの調査結果が出るまでは使用を控えるのが賢明だろう。すでに手元にある場合は、特に小さな子どもが口に触れたり、密閉された空間で長時間遊んだりしないよう注意したい。スクイーズ系玩具全般が対象になる可能性もあるため、購入元の販売店サイトや公式SNSで最新情報を確認しておくことをすすめる。NVWAの調査結果が出れば、より具体的な対応指針が示される見通しだ。
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情報源: DutchNews



