パスポートコピーや休暇写真が詐欺師の武器に――ABN Amroが夏の旅行シーズンに警告
1,000人調査で浮かび上がった、オンライン上の個人情報リスク
夏の旅行シーズンが到来し、オランダ中がスーツケースを引き出す季節になった。しかしその陰で、詐欺師たちも静かに動き出している。ABN Amroはオランダ人1,000人を対象とした調査をもとに、旅行中や旅行後に生じる個人情報漏洩のリスクについて改めて注意を促した。
何気ない写真や書類が「宝」になる
犯罪者が目をつけるのは、パスポートのコピーや休暇先でのスナップ写真といった、一見無害に見えるデータだ。宿泊予約サイトへの書類送付、SNSへの旅行写真の投稿、あるいはホテルのWi-Fiを通じたファイルのやり取りなど、旅行にまつわる行動の多くがオンライン上に個人情報の「痕跡」を残す。ABN Amroによれば、こうした情報を組み合わせることで、犯罪者はなりすまし詐欺やフィッシング詐欺をより精巧に仕掛けることができるという。特にパスポートの写真ページを含む画像データは、偽造書類の作成や本人確認の突破に使われる危険性が高い。
巧妙化する手口、見えにくいリスク
詐欺の手口は年々巧みになっている。休暇写真からは、旅行先・期間・同行者などの情報が読み取れる。これを利用して「留守宅を狙った犯罪」や「帰国後を狙った偽の荷物不在通知」などに悪用されるケースも報告されている。また、旅行中に利用する公共Wi-Fiや信頼性の低い予約サイトを介して、入力したクレジットカード情報や連絡先が抜き取られるリスクもある。特に信頼できない第三者サイトへのパスポート情報の送付は、最大限の注意が必要だ。
在蘭日本人への影響と心がけたい対策
海外在住者にとって、パスポートはただの身分証明書ではなく、在留資格や銀行口座の維持にも直結する最重要書類だ。旅行先でのパスポートコピーの提出を求められる場面は少なくないが、送付先の信頼性を必ず確認する習慣が求められる。SNSへの旅行写真の投稿も、公開範囲の設定や投稿タイミング(旅行中のリアルタイム投稿は特にリスクが高い)に注意したい。ABN Amroの警告は、オランダ社会全体に向けられたものだが、言語の壁もあって情報収集が遅れがちな在蘭日本人こそ、こうした注意喚起を意識的に取り入れることが重要だろう。
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情報源: AD




