アムステルダムのイスラム系高校で長年の不正運営が発覚
教育監査機関が「ワンベヘール」を認定、是正措置の行方に注目
アムステルダムに拠点を置くイスラム系中等学校「コルネリウス・ハガ・リセウム」が、またも当局の厳しい視線にさらされている。オランダの教育監査機関(Onderwijsinspectie)は、同校において**不正運営(ワンベヘール)**が存在すると正式に認定した。この認定は、単なる行政上の指摘にとどまらず、学校運営そのものの見直しを迫る重大な判断となる。
理事会の「長年の怠慢」を問題視
監査機関が今回の調査で特に強調したのは、問題の「継続性」だ。同校の理事会は、長年にわたって教育の質の改善を怠ってきたと指摘されており、一時的な不手際ではなく、構造的な管理不全があったとみなされている。オランダの教育行政において「ワンベヘール」の認定は極めて重く、これが下された学校に対しては、監督強化や理事会の交代要求、さらには補助金の停止といった措置が講じられる場合もある。
たびたび物議を醸してきた学校
コルネリウス・ハガ・リセウムは、今回が初めて問題視されたわけではない。過去にも政府との対立や運営上のトラブルで繰り返し注目を集めてきた学校だ。オランダ政府は以前、安全保障上の懸念を理由に同校への関与を問題視したこともあり、教育機関としての信頼性をめぐる議論は長く続いてきた。今回の監査結果は、そうした一連の経緯の延長線上にある。
在蘭社会への含意
今回の件は、特定の学校の問題にとどまらず、オランダにおける学校法人のガバナンスのあり方を改めて問い直すきっかけともなっている。オランダでは、宗教系の学校も公的な補助金を受けて運営されるケースが多く、その透明性と説明責任が社会的に求められる。監査機関の認定を受けた以上、今後どのような是正措置が取られるかが焦点となる。在蘭の日本人にとっても、子どもの教育環境や学校選びを考えるうえで、こうした公的な監査制度の存在と機能を知っておくことは有益だろう。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: NU.nl


/https://content.production.cdn.art19.com/images/e8/7c/ea/35/e87cea35-fb96-4d3b-b3ca-a43b76e2926c/5885b88bdaca15a9eb83eb77e918ff1837c5422d3d3783e7aace4bb6ba10ccb0ef268e40a211ca88edabb6afbddcce2f68bcae21b1ab79df4215174bfae8eb0d.jpeg)
