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肥満でかかりつけ医を受診する患者が約40%急増——減量薬ブームが背景に

HARRO LIFE
社会 読了 2分

肥満でかかりつけ医を受診する患者が約40%急増——減量薬ブームが背景に

2025年に顕在化したオランダの肥満医療の新潮流

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オランダで2025年、肥満を理由にかかりつけ医(ハウザルツ)を訪れる患者の数が急激に増加した。NU.nlが伝えたところによると、肥満が議題として取り上げられたコンサルト件数は2024年と比べて約40%増に達しており、医療関係者の間でも「突然の大幅な上昇」として注目を集めている。

急増の背景——減量薬への関心が診察室を変えた

最も有力な原因として挙げられているのが、近年オランダ国内でも話題となっている減量薬、いわゆる「アフスランクメディカメンテン」への需要拡大だ。セマグルチドを有効成分とする注射薬など、もともと糖尿病治療薬として開発された薬剤が体重管理にも効果を示すとして広く知られるようになり、処方を求めてかかりつけ医を受診する人が増えているとみられる。これまで肥満を「病院に行くほどの問題」と捉えていなかった層が、薬という具体的な選択肢を知ったことで行動に移したという構図だ。

かかりつけ医に何が起きているか

オランダの医療制度では、専門医への紹介状を出すのもかかりつけ医の役割であり、日常的な健康管理の最前線を担う存在だ。肥満関連の相談件数が一年で40%近く跳ね上がったことは、個々のハウザルツの診療時間や予約枠に直接的な負荷をかける。もともとオランダのかかりつけ医は予約が取りにくいと言われており、今回の急増がその状況をさらに悪化させる可能性も否定できない。

在蘭日本人への影響と今後の注目点

日常的にかかりつけ医を利用する在蘭日本人にとっても、この動向は他人事ではない。診療キャパシティが圧迫されれば、肥満以外の理由での受診にも影響が及ぶ可能性があるからだ。また、減量薬に関心がある場合は、インターネット上の非公式ルートではなく、まずかかりつけ医に相談することが推奨されている。薬の適応や副作用、保険適用の有無(現状、多くの場合は基本健康保険の対象外)を含め、正確な情報を得ることが重要だ。減量薬をめぐる社会的な関心の高まりが、オランダの一次医療にどのような構造変化をもたらすか、引き続き注視が必要だ。

情報源: NU.nl

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