オランダ住宅価格が新記録を更新、前年比4.4%上昇も上昇ペースは鈍化
平均価格は48万7,383ユーロ——売買件数は2年ぶりの減少
オランダの住宅市場が、また一つ節目を刻んだ。統計局CBSが発表したデータによると、2026年5月の住宅価格は前年同月比4.4%上昇し、新築を除く住宅の平均価格は48万7,383ユーロと過去最高値に達した。前月4月比でも0.6%の上昇が確認されており、2023年11月以来続く上昇トレンドはいまだ継続中だ。
過熱から落ち着きへ——鈍化するペース
もっとも、市場の熱量が以前と同じというわけではない。価格の上昇ペースは明らかに落ち着いてきている。2024年11月には前年比約11%という急激な伸びを記録していたが、それ以降は徐々に鈍化しており、今回の4.4%はその流れを確認する数字だ。住宅価格が高値を更新し続けながらも、上昇の勢いが失われつつあるという、やや複雑な局面にある。
売買件数の動向も、この冷却傾向を裏付けている。5月の取引件数は1万9,120件で、前年同月比2.5%の減少となった。CBSによればこれは2年ぶりの前年割れだ。ただし、2026年1月から5月の累計件数を見ると、前年同期比5%増と堅調な水準を維持しており、単月の減少だけで市場の失速を断定するのは早計かもしれない。
在蘭日本人への影響は
オランダで住宅の購入や賃貸を検討している日本人にとって、この状況は依然として厳しい現実を意味する。平均価格が50万ユーロ近い水準に達している以上、とくにアムステルダムやユトレヒトなど主要都市圏では、物件探しの難易度は高いままだ。一方で、上昇ペースの鈍化と売買件数の伸び悩みは、これまでの売り手市場に若干の変化が生じていることを示唆している。今後、金利動向や住宅供給の拡充策がどう展開するかが、市場の行方を左右する鍵となりそうだ。
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情報源: DutchNews
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