アメリカ旅行が安くなる理由とは?オランダ発の需要減少が価格に直結
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アメリカ旅行の価格が急落
ここ数カ月、オランダからアメリカへの旅行価格が大きく下がっている。KLM、CheapTickets.nl、D-reizen、Prijsvrijなどの旅行業者によると、渡航需要が減少しており、それに伴って航空券やパッケージ旅行の価格も軒並み下落している。
最大18%安、航空券販売は38%減
D-reizenおよびPrijsvrijによると、4月1日から5月25日までのアメリカ向けパッケージ旅行は、前年同期比で平均18%安くなった。CheapTicketsによれば、同時期の航空券価格は9%の値下がりを見せており、オランダからアメリカへの航空券の販売数はなんと38%も減少している。
KLMもビジネスクラスの航空券価格を引き下げ、「緩やかな需要減に対応している」とコメントしている。
政治情勢と入国審査が影響
需要低下の背景には、ドナルド・トランプ前大統領下での政治的不安や移民政策、厳格化された入国審査があるとみられている。オランダ政府は、アメリカが「男女の2性別のみを公式に認める」ことを理由に、LGBTQIA+コミュニティに対しビザ申請時の追加リスクを警告している。
Prijsvrij D-reizenグループのKhalid Kasem氏は「ネガティブなニュースが多ければ、需要が落ち、価格も下がるのは自然な流れ」と述べた。ただし、「現地での物価の高さ」も需要に影響を与える要素だと指摘している。
ドル建てのサービスが安くなる可能性
Doets ReizenのElske Doetsによると、旅行費のうち55%を占める航空券や税金はユーロ建てであるため為替の影響を受けにくいが、ホテルやレンタカー、キャンピングカー、ツアーなどはドル建て。現在の為替水準では、これらのサービスは5〜7%安くなる可能性があり、特に2026年の予約に反映される見込みだという。
ヨーロッパへの流れの変化も一因に
また、現在アメリカ人観光客の渡航先が北欧よりも南欧に集中している傾向も、オランダからアメリカへの航空券販売減に影響を与えている可能性がある。相互の旅行需要が低下することで、航空会社の価格戦略にも変化が生まれている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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