幼い子どもが自ら裸画像を共有——オランダの通報機関が深刻な増加傾向に警鐘
幼い子どもが自ら裸画像を共有——オランダの通報機関が深刻な増加傾向に警鐘
7〜10歳の子どもによるケースも、年間処理件数は約100万件に
オランダで、非常に幼い子どもが自分自身の裸の画像を撮影し、オンライン上で共有するケースが増加している。児童性的虐待コンテンツの通報を受け付ける機関「Offlimits」が新たな統計をもとに警告を発し、国内外で注目を集めている。同機関が昨年1年間で処理した児童性的虐待画像は約100万件にのぼり、そのうち実に40%が成人ではなく未成年者自身によって作成・拡散されたものだという。
7〜10歳という衝撃的な低年齢
とりわけ問題視されているのが、関与する子どもの年齢層の若さだ。Offlimitsによれば、報告されるケースの中には7歳から10歳の子どもが含まれており、当初は「ティーンエイジャーの問題」と見なされがちだったこの現象が、はるかに低い年齢層にまで広がっていることが明らかになった。機関の担当者は「なぜこのようなことが起きるのか、私たちにも分からない」と率直に語っており、問題の複雑さと深刻さを物語っている。スマートフォンやタブレットが子どもの日常に溶け込んだ現代において、保護者や教育者が気づかないまま事態が進行しているケースも少なくないとみられる。
「自己生成コンテンツ」という新たな課題
従来、児童性的虐待画像といえば、大人が子どもを搾取して制作するものが中心と考えられてきた。しかし今回の統計が示すのは、子ども自身が主体的に(あるいは何らかの働きかけや圧力のもとで)画像を作成・共有するという、いわゆる「自己生成コンテンツ(self-generated content)」の急増だ。この種のコンテンツは発見が遅れやすく、また当事者の子どもが被害者であると同時に発信者でもあるという構造的な複雑さを持つ。Offlimitsはプラットフォーム事業者や教育機関との連携強化を訴えており、法的・技術的な対応だけでなく、子ども自身への啓発教育の必要性も強調している。
オランダ在住の親や教育者へのメッセージ
この問題はオランダ社会全体に関わるが、子どもを持つ在蘭日本人にとっても決して他人事ではない。オランダの学校では比較的早い段階からタブレット端末が学習ツールとして導入されており、子どもがデジタル機器に親しむ環境は整っている一方、その利用範囲を巡る家庭内での対話が十分かどうかは別問題だ。Offlimitsは保護者に対し、子どものオンライン行動に関心を持ち、「何を、誰と、どこで共有しているか」について日常的に話し合うことを推奨している。年齢に応じた率直な会話こそが、最初の、そして最も重要な予防策となる。
情報源: AD


