経済
物価は上がっても給料の伸びが上回る、中間所得層の可処分所得が改善
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物価上昇も、使えるお金は増加傾向
オランダの経済政策分析局(CPB)が発表した報告書によると、中間所得層の家庭が生活費に占める支出割合は、2019年の50%から2023年には46%に減少した。
これは、物価が上がる一方で賃金の上昇幅がそれを上回り、可処分所得が増加したため。特に注目されていた中間層において、コロナ前と比較して家計に余裕が出ていることが確認された。
固定費と必要経費の推移
・2019年の平均固定/必要支出
21,000ユーロ
・2023年の同支出
23,000ユーロ
・可処分所得(税引き後の実質収入)
45,000ユーロ → 55,000ユーロ
支出の伸びを上回る所得増加により、支出比率(expenditure ratio)は4ポイント改善した。
上昇要因は光熱費と食品価格
支出増の主因は:
・ガス、電気代の上昇
・食料品の値上がり
ただし、最大の支出項目である住宅費(家賃・住宅ローン・関連費用)は安定しており、全体に占める割合は3%低下。
持ち家と賃貸で支出の負担感に差
住居形態による支出比率の違いは顕著:
・持ち家世帯
平均支出比率は42%
・民間賃貸/社会住宅の借家世帯
57%近くを支出に充当
背景には所有者の方が平均所得が高いという傾向がある。民間賃貸では支出額は同等だが、収入が低いため負担感が強い。一方、社会住宅の世帯は支出が少ないが、それ以上に収入が少ないという構造的問題がある。
エネルギー支援策も支出抑制に貢献
CPBは、2022年に導入されたエネルギー補助が家計支出の増加を緩和したとも指摘。
すべての世帯に380ユーロの補償金が支給され、社会的最低水準付近の家庭向けの追加措置も実施された。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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