家主の「脱・賃貸」でアパート販売が過去最多─若年層購入者の増加も顕著
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アパート販売が前年比25%増
オランダで2025年のアパート販売件数が前年比で約25%増加し、過去最高を記録した。住宅登記機関カダスター(Kadaster)の最新データによれば、2025年第4四半期だけで67,200件の住宅が販売され、その多くがアパートやタウンハウスであった。
この販売増加の背景には、家主や投資家が賃貸住宅を売却し、持ち家市場に流入させた動きがある。
規制と税制変更が賃貸離れを加速
中所得者向けの賃貸住宅に対する家賃規制の強化や、家主にとって不利な税制変更が導入されたことにより、物件を貸し出し続けるよりも売却した方が有利と判断する投資家が増加した。
カダスターの専門家マチュー・ザウデマ(Matthieu Zuidema)氏は、「2025年の住宅販売全体の15%は投資家によるものであり、この売却ラッシュがなければ、2025年の住宅市場は平凡な年になっていただろう」と語っている。
元・賃貸物件の価格が平均を下回る
元・賃貸物件は比較的安価なことが多く、2025年第3四半期の平均売却価格は38.4万ユーロで、同時期の全国平均住宅価格(約50万ユーロ)より大幅に安い。
これが市場全体の平均価格を若干押し下げる要因ともなった。特に影響が顕著だったのはノールトホラント州で、アムステルダムの住宅価格上昇率は**わずか3.6%**にとどまった。一方、賃貸市場が小規模なドレンテ州では、11%の価格上昇が記録された。
若年層購入者が過去最多に
比較的手頃な価格帯の物件が市場に多く出回ったことで、住宅を初めて購入する35歳未満の買い手が過去最多となった。これまで手が届かなかった層にとって、元・賃貸物件の売却は大きなチャンスとなった形だ。
50万ユーロで買える物件の地域差
カダスターによれば、オランダの平均住宅価格はおよそ50万ユーロ。この価格でアムステルダムでは60㎡未満のアパートが精一杯だが、地方の比較的安価な自治体では、一戸建てやセミデタッチド住宅(連棟式)で170㎡規模の物件も購入可能である。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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