水道水が値上げへ─各地で料金上昇、アムステルダムは例外的に値下げに
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地域ごとの変更:最大9%の値上げも
2026年に向けて、南ホラント州(Zuid-Holland)・北ホラント州(Noord-Holland)・ドレンテ州(Drenthe)の一部地域では、水道会社が以下のような料金引き上げを発表した:
・Oasen(南ホラント州など)
現行:1立方メートルあたり €1.62
来年:€1.67(約3%の値上げ)
・Dunea(南ホラント州)
現行:€1.46
来年:€1.58(約8%の値上げ)
・PWN(北ホラント州)
現行:€1.92
来年:€1.98(約3%の値上げ)
・WMD(ドレンテ州)
現行:€1.06
来年:€1.14(約7.5%の値上げ)
※その他の地域の水道料金は来週発表予定
アムステルダムは値下げに
例外的に、アムステルダム市では水道料金が一時的に引き下げられる見通し。交通・水道担当副市長Melanie van der Horst氏によれば、運営会社Waternetの収益が想定よりも良かったため、10〜12ユーロ程度の割引が可能になったという。
※実際の割引額は世帯人数や水使用量により異なる
値上げの背景
オランダの飲料水業界団体Vewinの広報官Patricia van der Linden氏によれば、水道料金の上昇は以下の複合的な要因によるもの:
・水源の汚染が深刻化しており、浄水処理にかかる費用が増加
・気候変動による干ばつ、豪雨への対応強化が必要
・PFAS(有害な人工化学物質)や医薬品残留物の増加への対策が進む中、新たな処理施設や技術導入が求められている
汚染の要因:PFASと医薬品残留物
PFAS(有機フッ素化合物)は、化粧品・食品包装・調理器具など幅広い製品に使われる人工物質。分解されにくく、発がん性のあるものも含まれており、浄水での除去が困難。医薬品残留物は、高齢化社会により、医薬品の使用が増加しており、排泄物として下水から河川に流入している。
Van der Linden氏は、病院などが現地で排水処理を行う、もしくは尿バッグなどで汚染源を管理するような対策が効果的と提案。また、製薬業界が環境負荷の少ない薬を設計することも必要だと述べている。
ヨーロッパでもワーストクラスの水質
オランダの水道水は品質そのものは非常に高いが、それは水道会社が多くのコストと技術を投入して維持しているからである。実際にはオランダの水源は「ヨーロッパで最も汚染された水域のひとつ」とされており、2027年までに求められているEU基準も未達成。
Van der Linden氏は「オランダは標高が低く、周辺国からの河川汚染が流れ込む。また、国内の産業や人口密度の高さも汚染の一因」と語る。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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