アムステルダムに新たな住宅地、6,200戸の開発が始動
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6,200戸の新たな住宅地
アムステルダム市は、南東部ザウドオースト地区とオーダー=アムステル(Ouder-Amstel)の間に位置する「De Nieuwe Kern(デ・ニウウェ・カーン)」で、新たに6,200戸の住宅地を開発する大規模プロジェクトに着手した。市はすでに必要な資金の確保を終えており、2028年には最初の住宅が完成する見込みである。
地域全体の活性化を目指して
計画によると、この新しい住宅地には、社会住宅が30%、中価格帯のレンタル物件が40%、私有住宅が30%の割合で整備される予定だ。アムステルダム市はこの地域を「ベルラーヘ地区のような本格的な都市区画」に育てる意向を示しており、公園や緑地に囲まれた快適で活気ある街づくりを目指すという。
公共交通と環境への配慮も重視
De Nieuwe Kernは、公共交通との接続性にも優れた立地にある。アムステルダム市は、ザウドオースト地区へのアクセス改善を目指して、新たな自転車道や歩道の整備も計画している。さらに、A2高速道路をまたぐ「グリーンブリッジ」なども検討されており、車に頼らず移動できる都市構造を構築する考えだ。
また、雨水の自然貯留や生態系保全にも配慮したビオトープ設計が盛り込まれるなど、持続可能性を重視した都市開発となっている。
商業施設・スポーツ拠点も整備へ
住宅のほか、地域内にはスーパーマーケットや店舗、カフェ、プレイエリア、スポーツ施設などの機能も充実させる予定だ。特に、サッカークラブ・アヤックスの育成施設「De Toekomst」の拡張も含まれており、地域におけるスポーツ文化の拠点としても期待されている。駅前エリアにはオフィスやホテル、短期滞在施設なども計画されており、多機能な街区が形成される見通しだ。
新たなモデルケースに
このプロジェクトは、アムステルダムにおける住宅不足への対応として注目されている。特に公共交通と徒歩・自転車中心の街づくりを融合させた点で、従来の郊外型開発とは異なるモデルを提示している。多様な所得層が共存できるように設計された住宅構成と、緑豊かで生活利便性の高い環境が両立されることで、今後のオランダ全体の都市計画における模範となる可能性もある。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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