賃貸物件の売却が加速、購入者の6割が初回住宅購入者
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投資家による住宅売却が加速
オランダでは、投資家による賃貸住宅の売却が急速に増加している。オランダの土地登記局(Land Registry)のデータによると、2024年10月から12月の間に20,150戸の住宅が投資家によって売却され、前年同期の12,375戸から大幅に増加した。特に注目すべきは、そのうち8,000戸が実際に住んでいた居住者によって購入されたことだ。これらの購入者は、市場価格よりも低い価格で住宅を取得している。
初めての住宅購入者に大きなチャンス
投資家が売却した住宅の65%は、ファーストタイムバイヤーによって購入された。彼らが支払った住宅の平均価格は344,000ユーロで、市場平均の460,000ユーロと比較すると大幅に低い。投資家が売却した住宅全体の平均価格も383,000ユーロと、市場の相場より安くなっている。この価格差の背景には、売却された住宅の多くが小規模な物件であったことや、エネルギー効率の低い住宅が中心となったことが影響していると考えられる。
賃貸規制強化が売却を加速
投資家による住宅売却が加速した要因の一つに、オランダ政府の賃貸規制強化がある。近年、移転税が引き上げられ、住宅売却時の税負担が増加したことに加え、購入保護制度の導入により投資目的での住宅取得が制限されるようになった。さらに、2023年に施行された手頃な賃貸法(Affordable Rent Act)によって、中価格帯の賃貸住宅に上限家賃が設定され、投資家にとって賃貸経営の魅力が大幅に低下した。これらの要因が重なり、多くの投資家が物件を手放す決断を下している。
売却増加が顕著、ロッテルダムは3倍に
特に、アムステルダム、ロッテルダム、ユトレヒト、ハーグの4大都市では、投資家による住宅売却が急増した。法人投資家の売却数は前年の2倍以上に増え、個人投資家の売却数も50%増加している。中でもロッテルダムでは、前年と比較して3倍以上の住宅が投資家によって売却されており、最も大きな変化が見られた。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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