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住宅不足の中で新築建設ペース失速―政府目標は依然遠く
経済

住宅不足の中で新築建設ペース失速―政府目標は依然遠く

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新築戸数、落ち込みが鮮明に

2025年の前半(1~6月)にオランダで新築された住宅数は 約3万1,600戸。これは、少なくとも2018年以降、6か月単位で最も少ない数字である。

昨年同期は約3万1,900戸だった。通常、年間では後半に戸数が増える傾向があるとCBSは指摘する。

社会住宅の伸長とは裏腹に目標は遠く

新築戸数のうち、9,100戸 は住宅法人(social housing providers)によって建設された。これは前年同期よりも900戸多い。 この結果、社会住宅の比率は約29%に達した。前年のデータでは約25%だった。

とはいえ、政府と地方自治体・住宅法人が合意している「2029年以降、年間3万戸の社会住宅建設目標」には、まだまだ届いていない。加えて、2027年以降に年間10万戸の総新築住宅供給を目指す政府目標も、現状では実現が難しい。

減速の背景:許可、送電網、人手不足

CBSの主任エコノミスト、Peter Hein van Mulligen氏によれば、新築戸数の落ち込みは主に 建築許可の発行数減少 に起因する。許可が発行されなければ、そもそも建てられないからである。

さらに、計画地への送電網容量の余裕がないという制約や、建設業者の人員不足も大きな障壁になっている。

アムステルダムでの反動的な動き

都市別の動きとしては、アムステルダム市が前半期に3,500戸以上の新築と660戸の仮設住宅を着工し、前年同期の1,773戸から大幅に増加している。市の目標は年間7,500戸建設。

同市の着工住宅のタイプ別内訳は以下の通りである:

・社会住宅:1,123戸

・中価格レンタル住宅:1,177戸

・所得制限付き所有住宅(価格上限 €405,000):168戸

・私的賃貸住宅:667戸

・高価格所有住宅:390戸

この配分を比率にすると、社会住宅が32%、中価格レンタルが33%、所得制限付き所有が5%、私的賃貸が9%、その他所有が11%という割合になる。

アムステルダム市議会のSteven van Weyenberg氏は、「昨年を大きく上回る進捗だ。7,500戸という目標を達成するため、全力を尽くす」と述べている。

参考

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