住宅価格、前年比9.3%上昇―ランドスタット外への移住が加速
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住宅価格が引き続き上昇傾向
オランダ統計局(CBS)と登記局(Kadaster)の最新データによると、2025年6月の既存住宅価格は前年同月比で9.3%上昇。5月と比べても0.9%高く、依然として価格の上昇傾向が続いている。
ただし、5月の上昇率(前年比9.7%)よりはやや鈍化しており、価格上昇の勢いがわずかに緩やかになってきた兆しも見られる。
需要過多と低金利が後押し
住宅価格の上昇要因には以下が挙げられる:
・住宅需要が供給を大きく上回っていること
・住宅ローン金利の低下
・可処分所得の上昇によって、より高価格帯の物件を購入できる人が増加
住宅販売数は前年より大幅増
2025年6月には1万8,883件の住宅が売買され、前年比で約29%増加。今年上半期全体では10万8,886件が売買され、前年同期比で18%の増加となっている。
これは単に価格が上昇しているだけでなく、購入意欲が引き続き高いことを示すものとされている。
地方へと広がる購買需要
住宅ローン会社「De Hypotheker」によると、住宅価格の高騰を背景にランドスタット(アムステルダム・ロッテルダム・ユトレヒト・デン・ハーグ)外への移住が増加している。特に以下の地域で住宅ローンの平均額が過去2年で急上昇:
・フローニンゲン州:+23%
・オーファーアイセル州:+22%
・ドレンテ州:+20%
波及効果が地方市場を押し上げ
De Hypothekerはこの傾向について、「ランドスタットの高価格によって、“波紋効果”が生じ、地方市場にも価格圧力が波及している」と分析している。これにより、地方部でも住宅価格とローン額の上昇が続いている。
地方の住宅価格上昇は「手頃さ」の魅力を減じる要因にもなり、今後は地方都市でも競争が激化する懸念がある。
今後の見通し
買い手の需要は依然として強く、住宅価格の緩やかな上昇が今後も継続する可能性。金利が上昇すれば市場が鈍化するリスクもあるが、現在のところ住宅取得への意欲は高水準を維持するだろう。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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