住宅価格、ふたたび上昇傾向―2025年の中古住宅価格が前年比8.6%増
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8.6%の上昇で再び高水準に
オランダの統計局(CBS)と土地登記局(Kadaster)の最新発表によると、2025年の中古住宅価格は前年比で平均8.6%上昇した。特に2025年12月単月の価格は前年同月比で5.8%の上昇となっている。
住宅価格は2022年にピークを迎えたあと一時的に下落したが、2023年6月以降は再び上昇トレンドに転じており、12月の平均価格は48万ユーロとなった。
価格上昇は徐々に鈍化
CBSと土地登記局は、「価格上昇は続いているものの、そのペースは鈍化している」と指摘している。実際、前年比での価格上昇率が前月を下回るのはこれで9か月連続である。
また、不動産業者協会(NVM)も同様の見解を示しており、その背景には貸出住宅(賃貸)から持ち家市場への売却が進んだことによる供給増があるとされている。とはいえ、12月の平均価格は2022年7月のピーク時を13.9%も上回っており、依然として高値圏が続いていることは変わらない。
一方で、2025年11月と12月を比較すると、中古住宅の平均価格は0.9%下落しており、価格の振れ幅も依然として存在している。
売買件数は大幅増
2025年を通じて、オランダ国内では238,695件の住宅が売買され、前年比で約16%の増加となった。特に12月は27,154件の取引が成立し、前年同月比で14%以上増加した。
これは、住宅需要の根強さと、持ち家市場への物件供給が一部回復していることを反映している。
平均住宅価格が50万ユーロ突破
不動産業者協会(NVM)は、2025年第4四半期の平均住宅価格が初めて50万ユーロを超えたと発表しており、これは象徴的な「節目」として注目されている。
今後も価格上昇が見込まれる背景
ING、ラボバンク、ABNアムロなどのオランダ主要銀行のエコノミストは、今後も住宅価格は上昇すると予測している。
その主な理由は以下の通り:
住宅供給の不足
新築物件の建設が需要に追いついていない
人口の増加
需要のベースが広がっている
家計収入の上昇
買い手の購買力が高まっている
オランダでは移民や出生率の影響により人口が年々増加しており、それに対して住宅建設のペースが遅れていると専門家は指摘している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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