経済
家賃規制と税制変更が影響─賃貸物件の売却加速で住宅価格の上昇鈍化
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/231125-2)からの移行アーカイブです。
住宅価格、前年比+6.6%
オランダ統計局(CBS)と登記所の発表によると、2025年10月の中古住宅価格は前年同月比で6.6%上昇した。これは、2025年春に見られた2桁台の上昇率(10%超)からは大幅に鈍化している。9月の上昇率は+7.0%だったため、7か月連続で前年比の伸び率が低下。前月比では+0.5%の微増にとどまっている。
住宅価格は2022年7月に一時ピークを迎えた後、しばらく下落傾向にあったが、2023年6月以降は再び上昇基調に転じている。今回の10月データでは、2022年7月のピーク時よりも14.5%高い水準となっている。
賃貸物件の売却が上昇鈍化の要因に
価格上昇の鈍化には、小規模大家による賃貸住宅の売却が進んでいることが大きく影響している。特に以下の背景がある:
・中所得向け賃貸住宅への賃料規制が政府により導入
・税制変更により、賃貸より売却の方が収益性が高い状況に
・これにより、空室になった賃貸住宅が次々と売却され、所有者居住市場に流入
これらの物件は、比較的小さく価格も低めであるため、平均価格の押し下げ効果をもたらしている。
住宅取引件数は活発に推移
住宅売買は引き続き活発で、2025年10月には21,849件の住宅が売買された。これは前年同月比+20.5%の増加にあたる。また、2025年1〜10月の累計では:
・計193,317件の住宅取引
・これは前年同期比で+17%増にあたる水準
市場の供給増加にもかかわらず取引は堅調であり、価格の急落は見られない。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




/s3/static.nrc.nl/wp-content/uploads/2026/04/28143411/280426ECO_2033361310_conservatrix.jpg)