経済
フェスが消えゆくオランダ─コスト増と規制の波に押される現実
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中止相次ぐフェス、その背景とは
オランダのフェスティバル業界が、急激なコスト上昇と複雑な規制により存続の危機に直面している。主催者らは、2040年までフェスを維持し続けるための30近い提言をまとめたマニフェストを政府に提出する準備をしている。今こそ対応が必要だという訴えである。
2025年には昨年より30件少ないフェスが開催され、例えばMojoが主催予定だった3日間の大規模イベント「The Rock Circus」が中止となったほか、ハードスタイル系「Supercharged」も今年は開催されなかった。
チケット転売の闇、組織の収益に響く
人件費、会場費、プログラム費の上昇が収入を上回る中、ViagogoやGinsberg、Topticketshopなどによる不正なチケット転売が問題視されている。チケットが届かないケースや、本来の収益が主催者やアーティストに還元されないケースが発生しており、「利用されるだけの存在になる転売サイトを規制すべきだ」とVVEM会長のBoris van der Ham氏が訴えている。
複雑さがフェスを圧迫
フェス主催者は、約56の法令と35の監督機関に対応せねばならず、自治体ごとに異なる規則がさらに負担を増大させている。群集管理、チケット配布、移動計画に関する要求が年々厳しくなっており、環境法規制や窒素排出制限、低排出ゾーンも運営リスクを高めているとのこと。
長期許可とガイドラインの必要性
VVEMは、安定的運営が可能な既存フェスには「複数年の包括許可」を認めること、そして自治体間で不整合のないよう「全国共通のガイドライン」を策定することを提言している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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