AIで履歴書・志望動機文を作成する求職者が増加
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若年層を中心に広がるAI活用
求人応募の現場で、AIの役割が急速に拡大している。履歴書や志望動機文の作成、面接対策まで、求職者がAIに頼るケースが増えており、企業側もこれに対応しつつあるとNOSが報じた。
18歳のJackie Vedderさんは、「私は“作り話っぽい文章”が本当に苦手なんです。だからChatGPTに『履歴書用の自己紹介文を書いて』って頼んだら、完璧な内容が返ってきました」と語る。
このような使い方は、従来の「家族や友人に頼る」のと同じ感覚でAIを使う新しい形として浸透しつつあると、応募支援の専門家Aaltje Vincent氏は指摘する。
「対話のなさ」に懸念も
求人側でもAI導入が進む。人材プラットフォームWelovehumansでは、AIアバターが応募者と対話し、その受け答えを基にプロフィールを生成する仕組みを採用。技術系企業Photonfirstの人事責任者Sjouke Blom氏は、「LinkedInでのスカウトよりも、この仕組みで応募してくる人の方が本当に仕事を探している人が多い。検索時間も節約できている」とその利点を語った。
ただしVincent氏は、「言語能力が高くない人にとってAIは助けになる一方で、『一方通行のやりとり』になる危険もある。2025年の今、面接とは本来もっと相互的なはず」と疑問を呈している。
企業の開示義務や自己申告義務
ティルブルフ大学の研究者Djurre Holtrop氏も、AIが自己表現を助けることで「正しく使えばチャンスを広げられる」と前向きに評価する。一方で、応募者による「経歴の美化」や「誇張」も懸念されており、AI利用による“虚偽の経歴”の問題も浮上している。
特に2025年からは、AIを活用する企業には透明性の確保が義務付けられており、面接や選考にAIが関与している場合はその旨を明示する必要がある。Holtrop氏は「多くの企業は、まだAI戦略が整っていない」と警鐘を鳴らす。さらに、来年からEUでは応募者にもAI使用の自己申告が義務付けられる予定。このため、AIを使って応募書類を作成することが「許されるのか」不安を抱く求職者も少なくない。
「自分の声で書く方が後悔しない」
実際にAIを使ったJackieさんは、「ChatGPTで書いた志望動機に、自分の重要な経験をいくつか書き忘れていて、それについて面接でたくさん質問された。結局、正式な面接には呼ばれなかった」と振り返る。
「次は自分で書くつもり。重要なことを忘れずに伝えたいから」と話すように、AI活用が進む中でも、「自分の言葉で語ることの価値」を見直す声も出てきている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)

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