急ぎすぎた契約が命取りに―住宅購入者、内見省略で高額損失リスク
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住宅市場で広がる「確認省略」契約
住宅ローン仲介会社De Hypotheekshopが実施した調査(対象:購入者1,000人)によると、オランダの住宅購入者の4人に3人(約75%)が“早く契約しなければ家を逃す”と感じているという。
その結果、
・26%が建物の内見を行わず、
・18%が融資条件(financieringsvoorbehoud)を放棄、
・9%がVvE(マンション管理組合)の財務状況確認を省略していた。
このような“スピード優先契約”は、売り手には魅力的だが、買い手にとっては数万ユーロ単位のリスクを抱えることになる。
「見落とし」は高くつく
De Hypotheekshopのマネージャー、Martin Hagedoorn氏は「構造的な欠陥修繕には10万ユーロ以上かかる場合もある」と警告。また、融資条件を外して契約した場合、ローン審査に落ちれば購入価格の10%を違約金として失う可能性がある。
さらに、VvE(Vereniging van Eigenaren:マンション管理組合)のチェックを怠ると、積立不足や修繕計画の遅れで突然の追加負担を強いられることもある。
理解できていなくても署名する人が4割
調査では、14%が契約書をすべて読まずに署名し、38%が「完全には理解していないが署名した」と回答。
Hagedoorn氏はこう指摘する。
「家を買うことは多くの人にとって安堵をもたらす瞬間だ。だがその“安堵と興奮”が、リスクへの注意を鈍らせる。問題が表面化するのは数年後というケースも少なくない。」
構造・エネルギー・地盤問題
近年は、住宅の省エネ改修や老朽化したVvE、地盤沈下などがリスクをさらに増大させている。
専門家は、「購入時の内見は費用ではなく“保険”と考えるべき」と強調している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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