住宅価格、2月は前年比10.6%上昇も伸び鈍化の兆し
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住宅価格上昇も、伸びは鈍化傾向
オランダの既存住宅市場では、2025年2月も住宅価格が上昇したものの、ここ数カ月と比べると上昇幅はやや縮小した。オランダ中央統計局(CBS)と登記局(Kadaster)によると、2月の平均住宅価格は46万7,363ユーロで、前年同月比10.6%増となった。
前月の1月は11.5%増、12月は10.9%増だったため、緩やかな減速が見られる。月次の伸び率もわずか0.1%増にとどまった。
背景には深刻な住宅不足と低金利
住宅価格の上昇は、2023年6月から続いていて、過去最高値を更新し続けている。2月時点の価格は、2022年7月のピーク時を9.6%上回る水準に達した。
価格高騰の主な要因は以下の通り:
・市場の住宅供給不足
・賃金上昇による購買力の強化
・住宅ローン金利の低下による借入額増加
ただし、De Hypotheekshopによると、今月に入り複数の金融機関が住宅ローン金利を再び引き上げており、今後の価格動向にも影響が出る可能性がある。
取引件数は18%増加、市場は活発
こうした価格上昇にもかかわらず、取引件数は好調だ。2月には16,356件の住宅が売買され、これは前年同月比18%増となった。依然として需要が供給を大きく上回る状況が続いている。
政府の目標は厳しい現実、窒素問題も
オランダ政府は年間10万戸の住宅建設目標を掲げているが、近年は達成できておらず、今後も厳しい状況が予想される。
さらに、近年深刻化しているのが窒素問題(stikstofcrisis)である。2024年12月、オランダ国務院は「建設中の窒素排出の割り当て移転は認められない」とする判決を下した。これにより、すべての建設プロジェクトに自然保護許可(natuurvergunning)が必要となった。建設業界団体Bouwend Nederlandは、この窒素規制の影響で24万4,000戸の住宅建設が停止する恐れがあると発表している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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