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オランダ住宅価格が急上昇、1月に前年比11.5%増加
経済

オランダ住宅価格が急上昇、1月に前年比11.5%増加

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オランダの住宅価格、過去最高を更新

オランダ統計局(CBS)と登記所(Land Registry)によると、2025年1月の持ち家価格は前年同月比で11.5%上昇し、住宅市場の高騰が依然として続いている。この結果、持ち家の平均価格は47万4,534ユーロ(約7,600万円)に達し、過去最高を更新した。

2024年12月には10.9%の価格上昇が記録され、2024年全体でも8.7%の上昇率を示した。さらに、2025年1月は前月比でも1.6%の上昇となり、価格上昇の勢いは加速している。

価格は2022年のピークを上回る

オランダの住宅価格は2022年7月に一度ピークを迎えた後、約1年間下落傾向にあった。しかし、2023年6月以降、再び上昇傾向に転じている。2025年1月のデータでは、価格が2022年7月の過去最高値を9.4%上回る水準に達し、過去最高記録を更新した。

需要と供給のバランス崩壊が背景に

この急激な価格上昇の背景には、深刻な住宅供給不足と依然として高い需要がある。特に大都市圏では、人口増加や都市化の進行によって、住宅需要が急増している。登記所によると、1月の住宅売買件数は17,907件で、これは前年同月比で約24%増という大幅な伸びとなった。

加えて、給与の上昇や住宅ローン金利のわずかな低下により、買い手がより多くの資金を借り入れることが可能になり、これがさらに需要を押し上げている。

政府の対応と課題

オランダ政府は、住宅市場の流動性を高めるために、年間10万戸の住宅建設を目標に掲げている。しかし、住宅・空間計画省は、この目標達成が早くても2027年になると予測しており、短期的な解決は難しいと見られている。専門家は、供給の拡大が遅れていることが価格高騰の主要因であると指摘している。政府が打ち出している政策の効果が現れるまでには時間がかかるとされ、それまで市場の逼迫状態が続くことが懸念される。

住宅市場の未来と消費者への影響

このまま住宅価格の上昇が続けば、特に若年層や初めて住宅を購入する層にとって、マイホームの取得はますます困難になると考えられる。同時に、賃貸市場でも家賃の上昇が続いており、住宅不足は社会全体に深刻な影響を及ぼしている。専門家は、住宅市場の安定化を図るためには、迅速かつ大規模な建設計画の実行が不可欠であると強調している。

参考

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