イースター商戦がクリスマスに迫る勢い スーパーが過熱のキャンペーン
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「イースターは重要な週に」
オランダ国内のスーパーがイースターを“第二のクリスマス”に育てようとしている。NOSによると、各社はここ数年、積極的な広告展開や商品ラインナップの強化を進め、イースター週の売上はかつてないほど上昇。
リテール専門家のPaul Moersは「クリスマスに勝ることはできないが、イースターの存在感は間違いなく高まっている」とコメント。
人々は“家での心地よさ”を求める
イースターが注目される背景には、世界情勢の不安定さがあるという。「人々は家の中をより居心地よくしたくなる。そのためにお金を使う傾向が強まっている」とMoers氏。
INGの経済学者Dirk Mulderも同意。スーパー「Jumbo」は若年層をターゲットにインフルエンサーを活用してSNS動画を活用した商品訴求を展開していると指摘。「イースターには春らしさ、明るさ、花や子羊のような幸福感がある。そうした要素が家族や友人との特別な時間を演出する」とも。
クリスマスとの差は年々縮小中
マーケティング会社YouGovの調査では、
2022年
クリスマス売上がイースターを26%上回る
2023年
その差はわずか6%に縮小
TV広告を管轄するScreenforceによると、スーパーのイースター広告費は年間2500万〜3500万ユーロに達しており、クリスマスの5600万〜6100万ユーロに迫る勢い。
限定商品で差別化
各社は独自のイースター商品を展開。
Albert Heijn
今年は371種類のイースター関連商品を用意(昨年は322種類)
Lidl
TikTok発のトレンドとして「ピスタチオ味のクグロフ」や「ピスタチオペースト」が人気
Plus
イースターが遅めの日程(4月後半)なため、屋外ブランチや飲み会需要を見込む
Jumbo
スローガンは「どう祝うかではなく、誰と祝うかが大事」
一方でチョコレートの高騰がブレーキ
チョコレートの価格が1kgあたり約50%上昇。これにより、チョコエッグの販売数は昨年比で約40%減に。マーケティング会社Nielsen IQのMarten Suurmeijerは「チョコの値段が上がれば、売上が落ちるのは当然の結果」と分析。
“第二のクリスマス”として定着へ?
イースターは今や食卓を囲む祝祭日として、オランダ国民の生活に深く根付いてきている。スーパー業界にとっては確実に“年末に次ぐ勝負週”となりつつあり、今後の動向にも注目が集まる。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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