3大都市で公共交通の運賃11.7%値上げの可能性、財政削減が影響
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/200225-2)からの移行アーカイブです。
運賃値上げの可能性、財政削減の背景
オランダの3大都市であるアムステルダム、ロッテルダム、ハーグの公共交通機関の運賃が、最大で11.7%値上げされる可能性がある。ハーグ市長のJan van Zanen氏がANP通信に対し、「バス、トラム、地下鉄の料金が大幅に上がる可能性がある」と述べた。これは、政府の財政削減の影響によるもので、地方自治体の公共交通機関への補助金が削減されることが原因とされている。
市長らが国会に嘆願書を提出
Jan van Zanen市長をはじめとする自治体の代表者らは、オランダ下院(Tweede Kamer)に対し、公共交通の予算削減を撤回するよう求める嘆願書を提出した。この嘆願書には、38,000人以上の市民の署名が集まっている。市長は、「この決定は非常に残念であり、愚かな選択だ」と強く批判している。
運賃値上げか、路線削減か
自治体側は、財政削減が実施されれば、運賃の値上げだけでなく、一部のバスやトラムの路線を廃止する可能性もあると警告している。現時点で11.7%の値上げは確定していないが、市長は「非常に現実的な選択肢」と述べており、実施の可能性は高い。
なぜ予算が削減されるのか?
今回の削減の背景には、政府が特定の予算を地方自治体の一般財源に移し、書類手続きを減らすことを目的に全体の10%をカットしたことがある。アムステルダム交通圏(Amsterdam Transport Region)やロッテルダム・ハーグ都市圏(Rotterdam The Hague Metropolitan Region)は、これまで特定の予算枠から年間10億ユーロ以上を受け取っていた。しかし、この変更により毎年1億1000万ユーロ(約176億円)の資金が失われることになる。
政府の対応は?
与党の国会議員らは、現時点でこの1億1000万ユーロの削減を覆すための財源を確保する意向を示していない。BBB(農民市民運動)党のCor Pierik議員は「結局のところ、すべてはお金の問題だ」とコメントし、公共交通機関の運営効率を見直すべきではないかと提案している。
一方、極右政党PVV(自由党)の下院議員Hidde Heutink氏は、嘆願書の提出時に姿を見せなかった。Jan van Zanen市長は「本来なら、彼らこそが地域の公共交通の運賃を守るべき存在のはずだ」と批判している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




/s3/static.nrc.nl/wp-content/uploads/2026/04/28143411/280426ECO_2033361310_conservatrix.jpg)