経済
オリーブオイルや小説が値下がり―オランダのインフレにも明暗
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一部製品は値下がり、家計へ恩恵も
ING銀行のエコノミスト、Marcel Klok氏は、今月初めに発表されたオランダ統計局(CBS)のインフレデータを分析し、一部製品では価格の下落が進んでいると指摘した。
特に値下がりが顕著だった品目は以下の通り:
・オリーブオイル
・フィクション系書籍(小説など)
・映像、音響メディア(DVD、音楽CDなど)
加えて、ガソリン、国際線航空券、携帯電話料金などの下落が、消費者にとって特に大きな恩恵を与えているという。
価格下落の背景
クロック氏は、こうした価格の下落は以下の要因によるものと分析している:
・技術革新による製造、流通コストの削減
・貿易協定の見直しによる仕入れ価格の低下
・ユーロ高による輸入品の価格調整効果
つまり、外的・構造的な要因が一部商品価格の抑制に寄与しているとみられる。
インフレ全体は依然として高水準
オランダ統計局の最新データによると、2025年7月のインフレ率は前年比2.9%で、6月の3.1%からやや低下したものの、依然としてユーロ圏の主要国よりも高い水準が続いている。
たとえば:
・ドイツやフランスではインフレの伸びはより緩やか
・オランダでは賃金上昇率が高く、それが物価に波及
・政府による間接税(消費税・酒税など)の政策も影響
住宅費の伸び鈍化がインフレ抑制に
CBSは、インフレ率が若干下がった要因として、住宅関連費用(家賃・持ち家評価額)の上昇幅が縮小したことを挙げている。
・6月:前年比 +5.4%
・7月:前年比 +4.9%
家計全体に占める住宅費の割合が大きいため、この鈍化がインフレ全体に与える影響も大きいと考えられている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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