アメリカへの輸出が大幅アップ―なぜ今オランダの荷物がよく売れる?
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輸出が大幅増、輸入は小幅増
2025年の上半期、オランダ政府統計庁(CBS)の暫定データによれば、オランダからアメリカへの物品輸出の総額は2024年同時期比で10.5%増であった。これに対し、米国からオランダへの輸入総額は1.0%増にとどまった。
再輸出の伸びが主導
輸出増加を牽引したのは、再輸出であり、前年同期比では24.6%の増加を示した。一方、オランダ国内で生産された品の輸出は4.5%増。輸出の伸びは特に2月、3月、4月に集中していた。
再輸出が輸出全体の増加で大きな割合を占めていることは、オランダが国際的なハブとしての役割を引き続き果たしていることを意味する。国内生産品だけでなく、他国を経由する貨物の流れがオランダ経済にとって重要である。
輸出は医薬・機械などが強み
輸出の品目別データを見ると、医薬品、専門的な機械、船舶、医療機器、通信機器などの輸出が増加した。
一方、精製された鉱物燃料(refined mineral fuels)の輸出は、部分的に価格が下がったことを理由に減少。ミネラル燃料価格の低下が輸出減少を招いている点は、原油・燃料市場の価格変動性が貿易統計に大きな影響を与えることを示しており、今後の価格動向にも注意が必要である。
輸入の特徴
米国からの輸入では、機械および輸送機器、化学製品、原材料、食品が増加した。特にアルコール飲料とたばこの輸入額は前年同期比で79%という非常に大きな伸びを示している。
オランダは対米で赤字、EU全体は黒字
輸出増にもかかわらず、オランダは米国との貿易で赤字が継続している。これは、オランダが米国から輸入する商品の価値が、米国への輸出よりも大きいためである。対照的に、EU全体では米国との貿易で黒字を維持しているが、2025年6月にはその黒字幅が過去18か月で最も小さくなった。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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