KLM、イスラエル便再開を決定―現地ロケット攻撃後の判断に不安の声
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11か月ぶりのテルアビブ便復活
KLMは昨年、イスラエル情勢の悪化を理由にテルアビブ(Tel Aviv)便を運休していたが、今月末からの再開を決定。
この決定に関し、KLM広報は「安全性は日々チェックしており、自社の情報源や政府の助言を基に判断しています。ただし、詳細は機密のためお答えできません」と説明している。また、「安全第一」という基本方針は変わっていないと強調しつつも、判断の具体的根拠には踏み込んでいない。
提携会社のエールフランスは既にテルアビブ便を再開し、KLMとしてはより慎重に復便を検討してきたという。
社内からは疑問と不安の声
NOSが入手したKLM社内フォーラムでは、複数の従業員が次のように懸念を表明している。
「防空システムがあるとはいえ、5月4日に実際に攻撃が起きた。そうした“まれなこと”がまた起きない保証はどこにもない」
「戦争前の最後の出張では、警報が鳴り響く中で地下シェルターに避難させられ、急きょ帰国させられた。それでも“安全”とされていた日だった」
さらに、ある従業員は「本当に安全だと思うなら、経営陣は自分の家族をその便に乗せられるか考えてみてほしい。答えは明白だ」と指摘。
労働組合も動く
客室乗務員組合VNCとパイロット組合VNVも、所属メンバーからの懸念の声をKLM側に正式に伝えたことを明らかにしている。
KLM:幹部2人が初便に同乗
KLMは不安払拭を目的に、テルアビブ便再開の初便には上級幹部2名が搭乗すると発表。加えて、「クルーホテルでの滞在も含め、十分な安全が確保されていると判断しています。社内からの懸念の声は無視していません」と説明している。
背景に「収益悪化」も
KLMは今年初め、テルアビブ便の停止が業績不振の一因だったと説明しており、今回の再開には経済的要因も影響していると見られる。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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