アムステルダム、ガソリンスタンドをEV充電拠点に転換へ
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EVに対応、ガソリンスタンドを転換
アムステルダム市は、電気自動車の急増に対応するため、既存のガソリンスタンドをEV用の充電拠点へと段階的に転換する方針を明らかにした。対象となるのは、市内16か所のガソリンスタンドで、場所や交通量、敷地面積などを基準に選定されている。
主な対象拠点
・GooisewegのBP・Shell
・Sloterdijk近郊のShell
・Meer en VaartのEsso など
これらの場所では賃貸契約が満了または更新時期に入っており、市が再開発の好機と捉えている。
「公開入札」による運営者選定
対象スタンドの事業者は、今後市の公開入札(tender)に再応募しなければ、運営を継続できない。これは、市有地の公平な利用を義務付ける法的ルールに基づくもので、透明性のある事業者選定が求められるためだ。
交通担当Alderman Melanie van der Horst氏は、「この変化は運営者にとって不安要素もあるが、EVインフラ拡充の必要性が高まっている」と語っている。
EV台数は増加一途
2023年末時点でオランダ国内の完全EV登録台数は約45万台。2050年には1,000万台以上に達する見込みだ。これに対し、国全体で必要とされる充電ポイント数は130万か所以上と推定されている。アムステルダム市内には現在、約8,300か所の通常充電スポットと126か所の公共高速充電ステーションが設置されている。
今後の需要を正確に把握するため、市はオランダ車両庁(RDW)にEV登録数のデータ提供を要請しており、近く結果が公表される予定。
混在型スタンドとインフラ課題
一部のスタンドではすでにガソリンとEV充電の混在運営が実施されている。市も混在型を完全には否定しておらず、
・契約の条件
・投資意欲
・敷地の広さ
といった要素を踏まえて検討される。ただし、市当局は「送電網の逼迫(グリッド混雑)」や「化石燃料への継続的需要」が、計画に影響を及ぼす可能性も認めている。
市民との意見募集を4月から開始
今後、市は4月から市民との意見交換会や事業者向けの説明会を開催予定。「市場との対話プロセス(マーケット・コンサルテーション)」を経て、今夏以降に最終的な戦略を公表する。
この計画は、元市議Jan-Bert Vroege氏(D66)が2020年に提案した公共用地の再分配構想が元になっており、4月17日には市議会の交通・公共空間委員会で議論される予定だ。
情報源: HARRO LIFE (legacy)

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