中東戦争の影響で、オランダ人がアジア旅行を回避
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中東情勢が旅行市場に影響
中東で続く戦争が、オランダの旅行業界に大きな影響を与えている。
オランダの人々は突然、タイなどの遠距離旅行の予約を減らし、ヨーロッパや西側の地域を旅行先として選ぶ傾向が強まっている。また需要が減少した影響で、イラン周辺に近い地域のリゾート地では旅行価格が急落していると報じられている。
ヨーロッパ旅行が人気に
旅行会社Sunwebによると、多くの人が夏休みや5月の休暇にヨーロッパの旅行先を選んでいる。同社のマルティーヌ・ランヘラク(Martine Langerak)氏は「家から少し近い場所にしておこうという心理があるようだ」と語る。
現在特に人気なのはギリシャ、ポルトガル、スペインである。マヨルカ島やイビサ島などの人気リゾートでは、ピークシーズンの宿泊施設を確保するには早めの予約が必要な状況となっている。
遠距離旅行は「西側」へ
長距離旅行を希望する人々の間では、旅行先が西側に移る傾向が見られている。旅行会社TUIのペトラ・コック(Petra Kok)氏によると、これまで回復傾向にあったタイやインドネシアなど東側の旅行先の人気は減少している。
代わりに人気が高まっているのは以下の地域である。
メキシコのカンクン
ドミニカ共和国
カリブ海のABC諸島
特にキュラソーが非常に人気となっている。
中東周辺の観光地は需要急落
一方で需要が大きく減少している旅行先もある。旅行業界団体ANVRのフランク・ラッドスタケによると、イラン周辺だけでなく、その周辺地域の観光地も影響を受けている。
具体的には以下の地域で需要が減少している。
エジプト
トルコ
キプロス
トルコとキプロスでは最近空爆が発生しており、安全への懸念が広がっている。また、東アジア行きの多くの航空便が中東を経由するため、アジア方面の旅行全体でも需要が減少している。
価格は急落
旅行会社によると、これらの地域には渡航禁止勧告は出ていない。しかし多くの旅行者にとって、紛争地域に近すぎると感じられている。その結果、旅行価格が急激に下がっている。
例えばSunwebでは現在、エジプトのフルガダにある4つ星オールインクルーシブのリゾートが8日間で495ユーロという価格で販売されている。
パッケージツアー人気が再び上昇
戦争の影響で、パッケージツアーを選ぶ人も増えている。ランヘラク氏は「これはコロナ禍のときと同じ現象である」と説明する。
旅行会社のパッケージツアーであれば、
旅行の再予約が簡単
現地にサポートスタッフがいる
紛争など緊急事態が起きた場合に帰国手配をしてもらえる
といった安心感があるためである。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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