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家のデポジットが戻らないトラブル増加─国内で賃貸入居者の被害拡大
経済

家のデポジットが戻らないトラブル増加─国内で賃貸入居者の被害拡大

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📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/110326-2)からの移行アーカイブです。

敷金トラブルが増加

オランダの賃貸入居者支援団体Stichting !WOONによると、賃貸契約終了時に敷金(デポジット)が全額返金されないケースが増えている。

中にはまったく返金されない例もあるという。

外国人入居者が被害に

特に被害が多いのは外国人入居者(expats)だ。理由としては

入居者の権利を知らない

チェックイン/チェックアウトの検査制度を理解していない

などが挙げられる。また、トラブルが発生した場合でも、Rent Commission(家賃委員会)で争うことができることを知らないケースも多い。

オランダには敷金管理制度がない

イギリスなどでは「Tenancy Deposit Scheme」という敷金管理制度が義務化されている。しかしオランダには中央の敷金管理制度がない。そのため敷金は大家の個人口座に保管され、大家が利息を得る仕組みになっている。また、大家が破産した場合、敷金が返ってこない可能性もある。

オランダでは第三者によるチェックイン/チェックアウト検査を行う義務もない。そのため、傷・清掃費・修理費などを巡るトラブルが頻繁に起きる。

高額な敷金も問題

アムステルダム(Amsterdam)など大都市では、数千〜数万ユーロの敷金が設定されることもある。例えば8,600ユーロの敷金が設定されるケースも報告されている。

アムステルダムでは昨年だけで223人の入居者が敷金返金トラブルを報告した。

法律はあるが問題は続く

2023年7月に施行されたGood Landlordship Act(良い大家法)では、

敷金は家賃2か月分まで

退去後14日以内に返金

損害控除の場合は30日以内に説明付きで返金

と定められている。また、各自治体には大家の不正行為を匿名で通報できる窓口が設置されている。

出国後を狙う大家も

報告によると、一部の大家は外国人入居者が帰国した後に敷金トラブルを起こすケースもある。海外から訴訟する可能性が低いと考えているためだ。

さらに、

入居時の検査書類がオランダ語のみ

既存の傷を理解しないまま署名

といったケースも報告されている。

入居者へのアドバイス

専門家は、入居者に次の対策を勧めている。

入居時に写真や動画で部屋の状態を記録

退去前に中間チェック(約2週間前)を依頼

トラブルの際は自治体をメールに含める

などである。

参考

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