消費者への救済を求める訴訟―BMWのディーゼル車不正ソフト問題
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環境重視の宣伝と実情
BMWは長年、ディーゼル車を「グリーン」「環境に優しい」「燃費効率が高い」として販売してきたと、消費者団体が指摘している。
しかし、Car Claimおよびドイツ・フランス・英国での調査では、BMW が公式認証テスト時のみ排出ガスを低く見せるソフトを搭載していた可能性があることが明らかになった。
試験と実走行のギャップ
このソフトウェアにより、認証試験の際には規定値以内に見せかけられたが、実際の走行条件では排出量が著しく高かったという。
消費者団体は、「BMWが検査機関も消費者もあからさまに誤導してきた」と強く批判している。
消費者団体の要求内容
・該当ディーゼル車両のリコールおよびソフトウェア改修を行い、実使用時にも法規上の排出基準に合致させること。 ※性能に悪影響を及ぼさない形での改修を希望。
・該当車を購入した現・元所有者に対して、購入時点で誤認を受けた損害を補償すること。
・合計でオランダ市場に販売された BMW/MINI ディーゼル車 約100,000台が対象とされている。
ディーゼル不正スキャンダルとの関係
この動きは、いわゆるディーゼルゲート(VWグループディーゼル車排ガス不正)以降、欧州で拡大しているディーゼル車の「試験時と実走行時の排出ギャップ」問題の一環である。
たとえば、オランダの別訴訟では Stellantis 傘下のブランドにおいて、2009年以降のディーゼル車に「不正ソフト」が搭載されていたという中間判断が出ている。
今後の見通し・消費者への影響
BMWが訴訟対応に応じ、和解や補償案を提示する可能性がある。消費者団体も「法的手続きを起こしたが、話し合いによる公平な解決も引き続き求める」と表明している。
消費者自身も、対象車かどうかを確認できるようになっている。消費者団体のウェブサイトでナンバープレート照会が可能とされている。
このようなケースは、車両の中古価値、燃費・整備コスト、規制対応(将来の制限・追加課税等)といった観点でも消費者に影響を及ぼし得る。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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