経済
資産課税「Box3」の誤課税、6.4億ユーロ規模の還付開始
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不公平とされた課税方法とは
オランダでは、個人の資産(預金・株式・不動産など)に対する課税は「Box3」という枠組みで行われてきた。しかし2017年から、実際の運用益ではなく「想定される利回り」に基づいて課税する方式が取られていた。
金利が歴史的に低かった近年、この想定利回りが実際の収益を大きく上回るケースが多発。これにより、多くの国民が本来より多くの税金を支払う結果となった。
最高裁判決がきっかけに
この課税方法については以前から不公平との指摘があったが、オランダ最高裁は2021年に「違憲・不当」とする判決を下した。これを受けて政府は2022年以降、段階的に救済措置を準備していた。
今日から還付申請受付スタート
税務当局は本日、専用のオンライン申請フォームを公開。2017年から2024年の課税年度に該当する納税者で、「実際の収益が想定よりも低かった」と証明できる人が還付を受けられる。
申請対象
2017年~2024年のBox3課税対象者
申請方法
税務当局のウェブサイトからオンラインフォームに記入
必要書類
対象年の資産収益に関する証明書類(預金利率・配当金明細など)
政府は最大64億ユーロの財政負担を見込むが、税務専門家は「すべての対象者が申請するとは限らず、実際にはもっと低くなる可能性が高い」と見ている。
新制度は2028年から
政府は2028年から、新たなBox3課税方式を導入予定。それまでは想定収益に基づいた現行方式を継続し、納税者が「実際の収益がそれ以下であった」と証明すれば、差額の還付を受けられる仕組みとなる。
情報源: HARRO LIFE (legacy)




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